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レンゲツツジ(蓮華躑躅)。オレンジ色に近い大輪のツツジ(躑躅)。この木の一つの花芽から10輪もの花が咲いていた。 近くの浜辺公園のふるさと広場の一角、20本近くの木が花をつけていた。 この公園が去年の4月に開園したときに、友好都市の長野県東御(とうみ)市から寄贈されたものだそうだ。旧東部町(長野県)と嬬恋村(群馬県)の県境である地蔵峠周辺は、レンゲツツジ(蓮華躑躅)の群生地として、天然記念物の指定を受けているそうである。 見事に綺麗な花をつけていた。 つつじ科ツツジ属の落葉低木で、学名を「Rhododendron japonicum」という。「japonicum」は「日本の」を意味し、「Rhododendron(ロードデンドロン)は、ギリシャ語の「rhodon(バラ)とdendron(樹木)」が語源となっている。 名前の由来は美しい大きな花を蓮華に見立てたもの。ツツジ(躑躅)は語源不詳。漢名の躑躅(ツツジ)は物の「たちもとおる、たたずむ」形で、ツツジ(躑躅)のうずくまるような形態を表したものという。 方言名の接頭語オニ(鬼)、キツネ(狐)、ナナイロ(七色)、レンゲ(蓮華)は花の大きさや色に、ジブザカ(治部坂)はレンゲツツジ(蓮華躑躅)の名所長野県浪合村治部坂峠にちなんでいる。併し、浪合村には家が火事になるという意味のイエヤケ(家焼け)系、山火事になるという意味のヤマヤケ(山焼け)系の名前、即ち、有毒だから触るなという禁忌系の方言名はない。 レンゲツツジ(蓮華躑躅)は湿原や草地、明るい二次林などに生育する落葉の低木。春にオレンジ色の美しい花を咲かせる。高さ1〜2mの落葉低木、4〜6月に葉が出たのち葉が開くのと前後して直径5cmほどのロート状の花をつける。果実は刮ハ、長さ2〜3cmの円筒状で。10〜11月に熟すると5つに裂けて小さな種子を飛ばす。つぼみの様子が蓮華に見えることから名付けられたという。「ウマツツジ」「ベコツツジ」などの別名もある。北海道南部から九州まで日当たりのよい草原に多く自生する。庭木としてもよく利用される。花は朱色。花の色が黄色い種類としてキレンゲツツジ(黄蓮華躑躅)がある。 レンゲツツジ(蓮華躑躅)は減少しつつある植物の1つである。かつては湿原と周辺山地の境界部や放牧地、やや湿った明るい二次林の中などに普通に見られた種であったが、現在は少なくなってしまった。レンゲツツジ(蓮華躑躅)は有毒植物であるために、家畜が食べない。昔の話であるが、広島県の県北で放牧地中の凹地にレンゲツツジ(蓮華躑躅)の群生地があった。これほどの群生地は珍しいとの事から天然記念物として指定されることとなった。そこまでは良かったのだが、保護にあたった部局は牛の立ち入りが気になったと見え、周辺に柵をめぐらせ、有刺鉄線を張ってしまった。その結果、レンゲツツジ(蓮華躑躅)の間に隠れていた高木性の樹木が食害を免れ、次第に大きく育ってレンゲツツジ(蓮華躑躅)は衰退の一途をたどってしまった。 牛のような大型哺乳類が植物を選んで食べると、植生は次第に変質していく。トゲ(棘)のある植物や有毒物質、忌避物質を持っている植物は食べ残され、増えていくことになる。このように見てくると、放牧や採草によって増加した植物であることになるが、人類が鉄砲や弓矢などを開発する以前はシカ(鹿)やイノシシ(猪)などの大型哺乳類が多数生息しており、これらの植物の生育を保証していたはずである。現在は、道路や市街地などによってシカ(鹿)の生息が困難な状況になり、放牧や採草も止めてしまった。 どうすればレンゲツツジ(蓮華躑躅)を保全できるであろうか。 花言葉は情熱、節制、あふれる向上心だそうである。 群馬県の県花ともなっている。 ポストカード Nikon デジタル一眼レフカメラ D300 AF-S DX18-200 Gレンズキット
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