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help リーダーに追加 RSS ヨウシュヤマゴボウ (洋種山牛蒡)

<<   作成日時 : 2008/08/22 06:54   >>

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ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)の花と果実。

一目で帰化植物と分かるような旺盛な繁殖力と毒々しくて、見る目をひく西洋からやって来たヤマゴボウ(山牛蒡)。
花の咲き始めは、少しピンクかかったとても可愛い花だが、花が終わると序々に黒くになり果実となる。

鮮やかな紅紫色に染まるブドウ(葡萄)のような果実で、潰して紅色の水を作ったり、女の子は爪に色つけてマニキュアの真似ごとをして、よく遊んだいた幼い頃の思い出がある。

食べられないと思ってもわくわくしたものだ。

画像ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)の名前は、根が太くて地中深くまで入っていてゴボウ(牛蒡)に似ていることが由来いていると言われている。

やまごぼう科ヤマゴボウ属の多年草。学名は「Phytolacca americana」であるが、属名の「Phytolacca(フィトラッカ)は、ギリシャ語などの「phyton(植物)とlacca(紅色の顔料)」が語源で、「液果に、紅色の汁を含むことから」にちなみ、種名の「americana(アメリカナ)」は「アメリカの」を意味している。

別名をアメリカから渡来したので「アメリカヤマゴボウ(亜米利加山牛蒡)」といわれたりしている。

画像北アメリカが原産で、明治時代初期に渡来し、日本各地の空き地、土手、海岸、山野などに自生し雑草化している。

茎は無毛で円柱の形をしており、紅紫色を帯び上の部分で枝分かれしている。茎の高さは1〜2mにもなる。根は太く長く肥大して牛蒡状態になる。

画像葉は、茎に対して互い違いに生えている互生、10〜30センチ楕円形、葉質は薄く全く切れこみがない全縁をしている。

開花時期は6月下旬〜9月下旬頃、枝の先に花穂を伸ばし緑白色の花を密につける。花びらが無く、萼が丸い花弁状に5枚ある。雄蕊10本、雌蕊10本が丸くなっている。

9〜10月頃まで、果実は、球形で果肉が多くて、水分を豊富に含んでいる液果、緑色〜黒紅紫色に熟すが、色素はフェトラッカニンで無毒。

画像夏の時期に扁平な果実をつけ、秋の初旬に黒紅紫色に熟す。熟した果実は柔らかく、潰すと赤紫色の果汁が出る。

この果汁は強い染料で、服や人体に付くとなかなか落ちない。この特性のため、アメリカではインクベリー(Inkberry)とも呼ばれている。アメリカでは、かつて着色料としてワインなどに用いられたが、毒性があるため現在は使用されていない。また、若い茎と若葉を茹でてお浸しにして食べるというが、中毒した例がある。十分に流水に浸してから食べるか、危険があるので食用にしない。

画像ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)は毒草で、全体にわたって毒がある。誤食すると、嘔吐や下痢が起こり、更に中枢神経麻痺から痙攣、意識障害が生じ、最悪の場合呼吸障害や心臓麻痺により死に至ることもある。

味噌漬けなどに加工して売られている山菜の「ヤマゴボウ(山牛蒡)」は、本種または近縁の在来種ヤマゴボウ(山牛蒡)とは全く異なる、アザミ(薊)の一種モリアザミ(森薊)または野菜のゴボウ(牛蒡)の根であり、何れもきく科であり、類縁関係は遠い。

ややこしいことに、アザミ(薊)の根がヤマゴボウ(山牛蒡)という名で売られている。このため、ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)」の根が食べられるものと勘違いして食べてしまい、中毒になるという事例がときどき起きている。

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