花々のよもやま話

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help リーダーに追加 RSS ツルウメモドキの実 (蔓梅擬)

<<   作成日時 : 2009/01/08 10:08   >>

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昨日、紹介した近場の公園に隣接する小さな公園の遊歩道沿いを歩いていると、道際には雑木林の藪から垂れ下がったツルウメモドキ(蔓梅擬)が赤い果実を多数つけているのに出合った。

南向きの斜面で遮るものがなく、光を独り占めできるのか、赤い果実がこれでもかとつけていた。

画像ツルウメモドキ(蔓梅擬)の和名は、「ツルウメモドキ(蔓梅擬)」で、蔓性でウメモドキ(梅擬)に似た木という意味である。併し、そもそもウメモドキ(梅擬)が「ウメ(梅)」に似ている」ことからつけられた名前なので、ウメ(梅)に似ているウメモドキ(梅擬)に似ているツルウメモドキ(蔓梅擬)、ということになる。

ツルウメモドキ(蔓梅擬)は、にしきぎ科ツルウメモドキ属の蔓性落葉低木である。属名の「Celastrus(セラストラス)」は古代ギリシャ語の「Celastros」(セイヨウキヅタ)に由来。種名の「orbiculatus」は「円形の」を意味している。

画像日本全国、朝鮮半島、中国に分布している。日本全国の雑木林などで普通に見ることができる。

雌雄異株で、地中からまっすぐ勢いよく茎を伸ばし、数m伸び上がった茎が、他の木の枝などに達すると、茎は細く柔軟になって、枝に巻きつき始めるのである。

ほかの木に巻きついて伸びるのではなく、寄りかかるようにして伸びていき、枝に巻きつくと安心してしまうのか、それからはもうあまり伸びないという。

画像落葉してすっきりと明るい裸木の雑木林も風情があっていいものだが、そんな季節の雑木林でよく目立つ色鮮やかな木の果実といえば、マユミ(真弓)とツルウメモドキ(蔓梅擬)である。

マユミ(真弓)は外皮も種子も赤いが、ツルウメモドキ(蔓梅擬)は、秋が深まると黄色い外皮が3ツに裂け、中から赤橙色の丸い種子が現れる。黄色い殻と赤橙色の種子の取り合わせが、何とも華やかで、澄んだ青空の下の淡彩の雑木林のなかでは一際よく目立っている。

画像雑木林に葉が茂っているときには、ほとんど気づかないが、枯れ枝に赤い果実が目立つ頃になると、こんなにもあちこちにツルウメモドキ(蔓梅擬)があるのかと驚かされる。わずか8mmほどの果実だが、まさに秋の風物詩である。秋の実はよく目立つが、5〜6月に咲く黄緑色の小さな花は地味なもので、雑木林を歩いていて実物に気がついたことがない。

落葉広葉樹林帯で見ることが多く、スギ(杉)やヒノキ(檜)などの植林帯では余り見かけないが、大きなものはときに幹が10数m、直径20cmほどにもなり、林業関係者にはやはり嫌われているらしい。

画像黄色の外皮と赤橙色の果実とのコントラストが美しく、蔓性の枝ぶりも好ましいので、生け花の材料として広く使われている。庭木や盆栽にも利用されているが、近頃はフラワーデザインやリースなどの花材とする人も多いようだ。

花言葉は真実、強運、大器晩成である。

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