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冬の風物詩「ネコヤナギ(猫柳)」。ふかふかした柔らかそうな銀色の毛に包まれた果実が温かそうだ。白い絹毛におおわれ、厳しい冬の寒さの中で銀色に輝いている。 2月ももう半ば、野鳥公園の自然生態園で、ネコヤナギ(猫柳)が厚い赤い皮の外套を脱ぎ捨てて、ふかふかとした銀白色の花芽を膨らませ始めた。まだまだ、吹く風は冷たいが、陽だまりではタンポポ(蒲公英)などの野草も葉を広げ、河川敷にナノハナ(菜の花)の黄色い絨毯が広がる日も近い。 近くの雑木林では、寒風を裂いてウグイス(鶯)の地啼きが聞こえた。寒い季節の中、水がぬるんできたころに生えるネコヤナギ(猫柳)の銀白色の花芽が、眩く目立ち春がきていることを告げてくれる。 そんなネコヤナギ(猫柳)のある光景を見ることが少なくなった。 遠くの山々にはまだ残雪が残っているが、弥生3月近く、春風が吹き始めると、ネコヤナギ(猫柳)の芽は次第に膨らみ始めて、厚い赤い皮を脱ぎ捨てる。なかふかふかとした銀色の毛玉が現れて、次第に大きくなっていく。これは花穂だが、その形が猫の尻尾に似ていることからネコヤナギ(猫柳)という名がついた。 だが、これは明治時代になってからのことで、それまではカワヤナギ(川柳)と呼ばれていた。また、エノコロヤナギ(狗柳)とも呼ばれるが、これは犬の尾の形をしたヤナギ(柳)という意味である。 北海道から九州までの川辺や湿り気があり、水はけと日当たりのよい場所に自生しているが、庭木として植えられることもあり、場所を選ばず育つ愛らしい形の花穂と春を告げる花の一ツとしても馴染みが深い。 樹高は1〜5m。樹皮は暗灰色。新しい枝は帯紫褐色で初めは軟わらかい毛があり、枝が立ち上がるものと、横に伸びるものがある。 葉は枝を挟んで左右互い違いに付く互生し、葉身の長さ7〜13cmで、幅は1.5〜3cmの細長い楕円形で、先端が尖っている。基部分を除いては細かいギザギザの鋸歯がある。側脈は明瞭で、ほぼ等間隔で並んでいる。裏面には全面に灰白色の絹毛が生えている。 2月上旬〜4月になると花が咲き始める。咲くといっても目立つような花弁はなく、雄花は先端に濃い紅色の葯のついた長い糸のような雄蕊が沢山あらわれ、葯が開くと黄色い花粉が出てくる。雌花は先端が黄色っぽい短い糸のような雌蕊がつく。花は葉が出る前に開花し、日本産のヤナギ(柳)では最も早く開花するものの一ツである。 花が咲いた後、雌株は果実を付け熟すと弾けて、なかから「柳絮(りゅうじょ)」と呼ばれる綿毛に包まれた種子を出す。 話は変わるがネコヤナギ(猫柳)は、細工物には使われないが、同じヤナギの仲間でコウリヤナギ(行李柳)という種がある。コウリヤナギ(行李柳)は細工に使用され、若い人たちは知らないだろうが、明治時代の小説などには、ヤナギゴオリ(柳行季)などという入れ物が出てくる。昔は、大名の参勤交代や富山の薬売り、お伊勢参りなど大名から一般の人々までに「旅行具」として、この強さに着目してヤナギ(柳)類を利用していた。 また、この「柳行李」が、スーツケースとして利用され、また、一世を風靡した「大正バスケット」は、戦後の一時期にアメリカへの輸出品の花形にもなった。昔から兵庫県が主産地だったが、現在では衰退してしまっている。 ネコヤナギ(猫柳)を詠んだ和歌と俳句 「山の際に 雪は降りつつ しかすがに この河楊は 萌えにけるかも」 坂上郎女 (万葉集 巻10 1846) 「猫やなぎ 薄紫に光りつつ 暮れゆく 人はしずかにあゆむ」 北原白秋 「白猫の やうな柳も お花哉」 小林一茶 「山里は 猫が木の芽も ほけ立ぬ」 小林一茶 「風やみて 日のやさしさよ 猫やなぎ」 成瀬桜桃子 「猫柳 高嶺は雪を あらたにす」 山口誓子 花言葉は努力が報われる、自由である。 ポストカード Nikon デジタル一眼レフカメラ D300 AF-S DX18-200 Gレンズキット ニコン 2007-11-23 ユーザレビュー: DXフォーマットのフ ... 軽量装備での野生動物 ... D700との併用で思 ...Amazonアソシエイト by ウェブリブログ |
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