花々のよもやま話

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zoom RSS ブタナ (豚 菜)

<<   作成日時 : 2009/06/17 10:39   >>

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タンポポ(蒲公英)に似たブタナ(豚菜)。近くの公園の芝生広場に1ヶ所だけ咲いている場所があった。

先日、咲いているのを見かけたが、その後に行ってみると、一斉除草があって全て刈り取られていた。

除草は刈り取りだけなので、背の低い草や根は刈り取られていない。

この花は1週間で復活して、すぐに花を付ける。強い野草である。

画像ブタナ(豚菜)。名前の由来は、フランスで「豚のサラダ」を意味する「Salade de pore」を、日本語に訳したところからきている。豚が好んで食べる花なので「豚のサラダ」ということだが、それにしても、そのまま和訳して名付けてしまうのは、花に対してチョット失礼で可哀想に思う。

英語名では「Cat's ear(キャット イヤー)」と呼ぶそうだが、何処からどう見ても「猫の耳」には見えない。和名、英名ともに、花のイメージと合わない可哀想な花がブタナ(豚菜)なのだ。
 
姿や形がタンポポ(蒲公英)に良く似ているところから別名をタンポポモドキ(蒲公英擬)ともいう。

画像きく科エゾコウゾリナ属の多年草である。学名は「Hypochaeris radicata」であるが、属名の「Hypochaeris」は、ギリシアの植物名で「hypo〜(のため)とchoeros(子豚)」にちなみ、種名の「radicata」は、「根のある」という意味し、つまり、「豚のための根がある」を意味している。

ブタナ(豚菜)はヨーロッパ原産で、世界中に広く分布している。日本では1930年代に札幌近郊や兵庫県で初めて確認され、現在では北海道から北日本を中心とした各地に広がっている。

日当たりのよい牧草地や、空き地、高速道路の面などを、鮮やかな黄色の花でしばしば一面を埋めつくしている。特に牧場やその周辺で多く見られることから、輸入された牧草の種子または飼料の中に混入していたこの種子が、発芽して定着したものと考えられている。

エゾコウゾリナ属として纏められるブタナ(豚菜)の仲間は、ヨーロッパから北アフリカ、南アメリカに約100種類が分布している。

画像濃い緑色の葉は長さ5〜25cm、幅3〜4cmの箆型細長い楕円形で、縁には浅い切れ込みがあるものから深く羽状に切れ込むものまで変化に富み、両面には固い毛が密生しているため、触るとゴワゴワとした感触がある。葉はすべて根もとの方から出る根生葉で、ロゼットと呼ばれる地表面に放射状に展開した形で生育する。

葉が地面に張り付くように生育する性質から踏みつけに強く、また刈り取っても残りやすいためにすぐに再生して花を咲かせる。更に種子と根茎の両方で増殖して、生育が早く加えて多年草であることから、繁殖能力はきわめて旺盛である。

ソメイヨシノ(染井吉野)が満開の4月上旬。桜の木の下では、地面にベッタリはりついた状態ながらも日に日に葉を生長させているブタナ(豚菜)の姿も見られる。

画像6月〜9月頃になると、50〜80cmくらいの花茎が、ひょろひょろと長く伸びて2〜3本に枝を分け、その先端に直径3〜4cmの黄色い花を上向きにつける。花弁が相合わさってぴったりくっついている合着し、上部だけが平らで舌状にのび、水平に突き出してみえる「舌状花」は、先端が普通5ツに浅く裂けている。また、花茎を見ると、一応、退化した葉がごく小さく薄い鱗片状になってついているのが分かる。

花はセイヨウタンポポ(西洋蒲公英)によく似ているが、背丈が高く50cm以上になること、花茎が枝分かれしていること、葉に毛が密生していること、などの点から容易に区別することができる。英名の「Cat's ear(キャット イヤー)」は、この毛の生えた厚みのある葉を「猫の耳」に見立てたことによる。

画像タンポポ(蒲公英)の観察では、よく在来種と帰化種を見分けるのに、萼状のもので序全体の基部にある「総苞片」が反り返っているかどうかを見る。黄色の花の下を覗いて見ると、緑色の「総苞」という部分があり、そこに細長い鱗片状の「総苞片」がある。ブタナ(豚菜)の場合は、その「総苞片」が「セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)」のように激しく反り返ったりせずに、まっすぐに張り付いた状態になっていて、白っぽい毛が生えている。

一見するとタンポポ(蒲公英)に似ているが、背が高くて、花茎が分枝するので株の大きさのわりには花が沢山咲いていたり、葉に剛毛が多くて堅そうだったり、茎の緑が濃いめで花の黄色のコントラストは人目を引く。その姿はやはりどこかエキゾチックな雰囲気である。

花言葉は最後の恋である。


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コメント(2件)

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群生していることが多い花ですがタンポポに似ていますね。セイヨウタンポポと同時期に北大に招聘された教授がヨーロッパから野菜として種を持ち込んだのではないかとも言われているようです。我が家ではブタナは食べたことがありませんがセイヨウタンポポはよく食べます。
目黒のおじいちゃん
2009/06/28 09:26
「背の高いタンポポ(蒲公英)だな」と、見過ごされていることが多いのではないでしょうか。そして、この名前です。タンポポ(蒲公英)に似たブタナ(豚菜)。可哀想な花の2乗ではないかと思います。
タンポポ(蒲公英)は1ツの茎に1ツの花ですが、これは途中で枝分かれしたりして、沢山の花を咲かせていました。

私はこの花を口にしたことはありません。豚が好んで食べる花なので牧草用として渡来した帰化植物なので、食べることは出来ないのでは………。
Toranto Penguin
2009/06/29 10:05

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