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zoom RSS シャクヤク (芍 薬)

<<   作成日時 : 2010/05/07 05:00   >>

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シャクヤク(芍薬)の花が咲きだした。

先週見た時には、まだ小さな蕾だったのに、暖かい性なのか午後になって花が開いた。

青空の向かって真っ直ぐ立つ姿が、とても華やかで綺麗だ。余りにも見事に咲いていたので、カメラを向けてみた。

画像シャクヤク(芍薬)の由来は、 山に自生しており、中国から渡来したシャクヤク(芍薬)に葉の形や蕾が似ているところからや、「シャクヤク(芍薬)」は中国から薬として渡来し、中国名の「芍薬」をそのまま音読みにしたもの。また、その姿がしなやかな姿形をしており「しゃくやく」としているからという。

ぼたん科ボタン属で寒さに比較的強いが暑さには弱い多年草である。学名を「Paeonia lactiflora」であるが、属名の「Paeonia(パエオニア、ペオニア)」は、ギリシャ神話の「医薬の神」である「Paeon(ペオン)」の名前に由来する。種名の「lactiflora」は「ミルク色の花をもつ」を意味している。

別名を飲み薬ではないが、「枸杞(ぬみぐすり)」と呼ばれている。また、中国ではボタン(牡丹)が「花王」と呼ばれるのに対して、シャクヤク(芍薬)は花の宰相、「花相」と呼ばれている。

昔から、「立てばシャクヤク(芍薬)、座れば(ボタン)牡丹、歩く姿は(ユリ)百合の花」という美人を形容する言葉があるように、シャクヤク(芍薬)は、晩春から初夏にかけて、豪華で美しい花を咲かせる植物の1ツである。

画像シャクヤク(芍薬)とボタン(牡丹)の違いは、シャクヤク(芍薬)は枝分かれせずに真っ直ぐに立つのに対して、ボタン(牡丹)は枝分かれしやすく横張りの樹形になることで、この言葉がいわれている。

ボタン(牡丹)が樹木であるのに対して、シャクヤク(芍薬)は草である。もともとは中国の東北部あたりが原産で、「シャクヤク」は漢名の『芍薬』の音読みであり、「芍」は味がよいを意味している。韓国やシベリヤにも自生している。

名前からもわかるように、中国では薬草として栽培されていた。鎮痛薬や化膿性腫物などに応用され、漢方薬的効果が多いので現在も広く使用されていた。園芸的にも古くからもてはやされ、広大なシャクヤク(芍薬)園があったことも明らかになっており、特に宋の時代にはかなり品種改良が進んでいたらしい。

画像日本には、野生なく室町時代ごろから朝鮮を経由して渡来し、江戸時代には「茶花」として鑑賞されて、品種改良も行われた古典園芸植物でもある。また熊本藩では武士の素養として園芸を重要視し奨励された。特に6種類の植物が盛んに栽培、育種され、これを「肥後六花」と総称するが、キク(菊)、アサガオ(朝顔)、ツバキ(椿)などと共にシャクヤク(芍薬)もそこに加わっている。続く明治、大正、昭和と更に盛んになり、昭和の初期に至って100品種以上が出来たといわれている。異名のエビスグサ(夷草)は、外国からきた植物の意味である。

茎は数本が真っ直ぐに直立して1株から出て、高さは60〜80cmぐらいになる。花は茎の先端に単生し上向きに花が開く。花色は、紅色、白色、黄色などがある。花弁は10枚内外で、花径は主として9cm前後。花の形は「一重咲き」「八重咲き」「翁咲き」などがある。根は紡錘状になる。

画像園芸品種がとても多く、現在3,000品種以上ある。江戸時代に著された日本最古の園芸書の『花壇綱目』では32種、博物学者の貝原益軒が著した『花譜』には100種以上があるといわれている。「楊貴妃」「さつき」「サラ・ベルナール」などが代表的で、バラ(薔薇)やツバキ(椿)と同じぐらいの華やかさがある。

桃山時代や江戸時代には絵画にも登場しており、長谷川等伯、小野田直武、安藤広重らもシャクヤク(芍薬)を描いている。また、18世紀に日本に来ていたドイツの博物学者であるケンペル博士により、ヨーロッパにも紹介され、重ねの厚い八重に改良された。そして、マネ、モネ、ルノワールなどの印象派の画家たちの絵にもその姿をとどめている。

画像シャクヤク(芍薬)にまつわるギリシャ神話。
医薬の神、ペオンはオリンポスの山から取ってきたシャクヤク(芍薬)の根によって、黄泉の国王「プルートー」の傷を治したが、医術の神「アスクレピオス」が、これを妬んで「ペオン」を殺してしまう。黄泉の国王「プルートー」は、自分を助けてくれた医薬の神「ペオン」を哀れみシャクヤク(芍薬)の花に変えたという。このようにシャクヤク(芍薬)は、死者の国の王の病も治すほどの万能薬ということで、漢方薬の中でも極めて重要な植物の一つである。

長野県伊那の下条村にはこのような伝説がある。
見合いをする相手を待っていた姫の元に、その見合いには何かあるのでないかと、危険を感じた相手が断りを入れてきた。大変に悲しんだ姫は、何時か2人は結ばれるだろうと言って、魂である鏡を埋めて行った。その後、その付近にはシャクヤク(芍薬)が咲いたといわれてている。

芍薬を詠んだ俳句を1首
「芍薬や 棚に古りける 薬箱」 水原秋櫻子

花言葉は生まれながらの素質、内気、はじらい、はにかみ、恥ずかしさ、素直な性格である。

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