花々のよもやま話

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zoom RSS シオン (紫 苑)

<<   作成日時 : 2013/11/13 00:00   >>

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公園でシオン(紫苑)が、健気にも茎を真っ直ぐに伸ばして、存在感を示して咲いていた。

シオン(紫苑)は、茎は真っ直ぐに直立して背が高く群生して咲く野草である。庭で育てられることもある。

花が咲くまではガサガサとした大きな葉が根元から茂り、秋にラベンダー(Lavender)色の沢山の小さな花が、まとまってついている花穂が咲くと、1度に華やかになる。

1ツ1ツの花は中央が黄色でヒナギク(雛菊)のような形をしていた。

画像シオン(紫苑)の名前の由来は、醍醐天皇に侍医、権医博士として仕えた深根輔仁撰による日本現存最古の薬物辞典の本草和名には、漢名でシオン(紫苑)という記述があり、そのまま音読みにされてシオン(紫苑)という和名が生まれた。また、和名を乃之(のし)という記述もある。 別名では、秋の名月をシオン(紫苑)の花の間から眺めたとも思える、ジュウゴヤソウ(十五夜草)という呼び名もある。

きく科シオン属の多年草で、学名は「Aster tataricus」である。属名のAster(アスター)は、ギリシャ語の「aster(星)」からで、花のつき方のようすに由来している。種名の「tataricus」は「中央アジアのダッタン(韃靼)産の」を意味している。

画像原産地は中国で、中国北部と東北部やモンゴル、シベリア、朝鮮半島に分布しており、日本には、古い時代に中国から朝鮮半島を経て薬草として渡来したが、花が美しいので薬草より観賞用として栽培が盛んになった。平安時代中期の女性作家、歌人で、紫式部が著した日本の長編物語「源氏物語」や「今昔物語」にも、シオン(紫苑)の名前が出ているので、平安時代には、すでに栽培されていたことが分かる。

観賞用の花として庭園に栽培され一般に植えらていたのが、庭土を捨てたような場所や空き地、荒れ地などに野生化して自生しているのも見かける。

根茎は短く肥厚し、主根があって多くの支根と細根がある。春先に数本の茎が真っ直ぐに直立して伸びて、草丈が2mにもなる。タンポポ(蒲公英)の冬越しの葉のように、 葉が出る根生葉は花が咲く時期には枯れるが、種子についた薄くて風を受けて飛ぶのに役立つ翼のある長い柄があり、長さ60cmくらいになる。茎葉は下部のものは長さ30cmくらいあり、上部にいくほど小さくなる。

画像葉は、大型で皮針形、柄がなく互い違いに生える互生し、縁には大きなぎざぎざの鋸歯があり、全草には粗い毛がありざらざらした感じがする。

花は、夏の8月から秋の10月にかけて、枝分かれした先端部の枝先に、直径2〜3cmほどの青紫色の美しい花を、アブラナ(油菜)のような花の軸に多くの花がつき、花柄が下の花ほど長くて、上の花にいくにしたがって短くなり、各花が平らになって並んで咲く散房状に頭状花を多数つける。 頭状花の周りにはひらひらした舌の形に似ている舌状花がつき、中央には黄色の花の形態が管状である管状花がある。

画像日本には、九州や中国地方には野生化したシオンの自生状態がある。

シオン(紫苑)は、秋の10〜11月に掘り取って、根と根茎を良く水洗いしてから天日で乾燥する。 これを生薬で紫苑(しおん)という。 紫苑(しおん)は、特異な匂いがし、舐めると少し甘い味がして、だんだん苦味が出てくる。 せき止め、去痰、利尿に用いる。

画像シオン(紫苑)は、中国名:漢名の紫苑(しおん)で和名もそのままシオン(紫苑)だが、中国名でしそ科の別の植物をシオン(紫苑)ともいい、きく科のシオン(紫苑)とは別のものである。

別名を「鬼の醜草(おにのしこくさ)」とも呼ばれている。「春」をつけたら ハルジオン(春紫苑)。

色では日本の伝統色で紫苑色というのがあり、平安時代貴族の間では艶やかなるものとして最も尊重された色である。

花言葉は君を忘れずである。

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