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zoom RSS チャノキ (茶の木)

<<   作成日時 : 2013/11/18 00:00  

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公園の生け垣には、秋から冬にかけて咲き続ける白い花が、葉蔭に俯き加減に姿を覗かせている。

チャノキ(茶の木)の花だ。

ツバキ(椿)のような姿形をしているので、一目見たときにツバキ(椿)だと思ってしまう。

画像チャノキ(茶の木)の名前の由来は詳しくはよく分からない。余りにも人との係わりが古いからであろうか。

つばき科ツバキ属の常緑低木樹で、学名は「Camellia sinensis」である。属名の「Camellia(カメリア)」は、17世紀のチェコスロバキアの宣教師G.J.Kamell牧師の名にちなみ、種名の「sinensis」は、「支那の」地名を意味している。Sina(シナ、中国)、 「Sina」は、「中国のラテン語名」と「-ense」は地名にちなむことを表している。

画像チャノキ(茶の木)、あるいは茶樹とも記される。単にチャ(茶)と呼ぶこともある。原産地は中国南部とされているが確かなことは分かってはいない。奈良時代以降に薬栽培用として、中国から日本に渡来したが、お茶は12世紀末に栄西禅師が宋から持ち帰ったのが始まりということになっている。

日本人が日常的にお茶を飲むようになったのは、センチャ(煎茶)が普及するようになった江戸時代中期以降のことだという。現在では日本各地で野生化しており、里山や公園などでもたまに見られることがある。

画像樹高2〜5mくらいまでになる。樹皮は灰白色で株立ちをしている。葉は葉1枚である単葉で、互い違いにはえる互生。葉身は長さ5〜9mm、幅は2〜4mmの楕円形または長楕円形をしており、葉の表面は暗い緑色、裏面は淡い緑色である。

葉の縁は細いギザギザの鋸歯で波状をしている。葉の先端は鈍頭。主脈に対するもので、中心になる葉脈から分かれて葉の両側をななめ前方へ走る葉脈の側脈は6〜8対である。

画像枝先の葉の腋に直径2〜3cmのツバキ(椿)に似た白い花が下向きに咲く。花弁は5〜7枚。花は10月の終わり頃から咲き始め、真冬まで咲き続ける。チャノキ(茶の木)の花は、下向きや横向きにつけるものが多い。ぎっしりと詰まった黄色の雄蕊がういういしかった。果実は朔果で直径1.5〜2cmの球形。熟すと3ツに裂ける。種子は直径約1cmの球形である。

中国や日本で栽培されている1m前後の低木と、インドやスリランカなどで栽培されている8〜15mにも達する高木(アッサムチャ)の2種類がある。日本自生の在来種は、一般的に日本種という言い方をする。樹皮は滑らかで幹の内部は堅い。日本産のものと中国産のものは植物学上同一種として扱われているが、花卉の形状などに明らかな違いが認められる。

日本では、栽培される以外に、山林で見かけることも多い。古くから栽培されているため、逸出している例が多く、山里の人家周辺では、自然林にも多少は入り込んでいる例がある。また、人家が見られないのにチャノキ(茶の木)があった場合、かつてそこに集落があった可能性がある。また、九州や四国には、在来種(一説には史前帰化植物)のヤマチャ(山茶)が自生しているという。

画像ところで、「茶色」は茶色(黒味を帯びた赤黄色)である。グリーンではない。毎朝、飲む湯呑みのお茶、摘む前の葉、乾燥した茶葉、緑茶、抹茶、抹茶アイス、みんな緑色だ。この違いはなんだろうか。

茶の葉を発酵すると褐色のような色(ウーロン茶、紅茶など)になり、その色を「茶色」と呼ぶようになったからだといわれている。つまり、大昔から茶を作る習慣があって、その作った茶(勿論発酵させる)の色を茶色と呼び、その木を茶の木と名付けたというのだ。

日本ではお茶といえば煎茶(摘んだ葉を発酵させないで焙煎)が、一般的であって、煎茶の緑色の印象が強いために「なんで茶色が緑色でないのか」と一見矛盾したように感じてしまうというわけである。

花言葉は追憶である。

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