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zoom RSS ヤマツツジ (山躑躅)

<<   作成日時 : 2009/04/10 08:14   >>

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野鳥公園の自然生態園、雑木林の外れ辺りで赤朱色をしたヤマツツジ(山躑躅)が咲きだしていた。

綺麗な花を咲かせているのに、自然生態園ではもっとも目立たないところに咲いているので、気がつかずに通り過ぎて見過ごしてしまう。

花には少し可哀想だ。

画像漢名はツツジ(躑躅)とされているが、本来の漢名は「羊躑躅(ようてきちょく)」で、羊がこの植物を食べて躑躅(足踏み)して死んだことから(又は、羊が有毒なこの植物に近寄るのを躑躅するから)名付けられたとされている。この有毒植物はキレンゲツツジ(黄蓮華躑躅)だといわれている。

ヤマツツジ(山躑躅)の由来は、初夏に咲く代表的なもの、朱赤色の花が山野に普通に見られるのでこの名前があるのだろう。

つつじ科ツツジ属の半落葉低木である。学名は「Rhododendron pulchrum」であるが、属名の「hododendron(ロードデンドロン)」は、ギリシャ語の「ばら(rhodon:ロードン)」と「樹木(dendron:デンドロン)」が語源にちなみ、種名の「pulchrum」 は「美しい、優雅な」を意味している。

画像北海道の一部、本州、四国、九州に分布し、山野の雑木林などに自生している。ツツジ(躑躅)の仲間では、身近な山野で最もよく見られ、初夏の山を朱赤色に彩る馴染みの花である。とても美しいことから庭木として植えられることも多く園芸品種もある。

ヤマツツジ(山躑躅)の葉には展開する時期の違う「春葉」と「夏葉」という2種類の葉がある。

春に展開し秋に落葉する大きな葉を「春葉」といい、夏から秋に展開し越冬する小さな葉を「夏葉」という。冬芽はこの夏葉に包まれるようにして越冬する。秋に目立つ大きな春葉を落葉させてしまうので、落葉樹のよう見えるが、小さいけれど夏葉は冬の間も見られることから、「半落葉樹」といわれている。

高さは1〜3mほど。葉は枝先に集まって互い違いにつく互生をしている。春に出る春葉はやや質が薄く長さ3〜5cmの卵状の楕円形である。とにかく、葉や葉柄に褐色の毛が多く、特に若い葉では剛毛が黄色っぽくて目立つ。

画像越冬した夏葉は、表面の毛は白っぽく伏せたような状態で、縁や葉柄、裏面の葉脈上にはかなり剛毛が目立ちケバケバしている。紫褐色を帯びた葉の表面には光沢があり、春の陽射しに照らされて光っていて眩しい。

開花時期は4月〜6月ごろまで。枝先に朱赤色の花が2〜3個固まってつく。花(花冠)は直径4〜5cmの漏斗型である。

花冠の先は5つに裂けている。5裂した裂片の一番上向きに出る「上弁」には、少し濃いめの色の斑点がある。5本ある雄蕊は長くのび、先端は上に曲がっている。雄蕊の先端の葯からは白っぽい花粉がのぞいている。花粉は数珠繋ぎのようにつながっている。

画像話は変ってツツジ(躑躅)にまつわる伝説を2題。
群馬県館林市の伝説。
昔、お辻という美しい女性が館林城主の榊原康政の側室にいた。康政の寵愛を一身に集めたお辻は正室から妬まれ、嫌がらせや虐待をされていた。その仕打ちに耐えかねたお辻は、仕えていたお松と一緒に城沼に身を投げてしまった。お辻をあわれんだ里人達は、お辻の霊を慰めるために「おつじ」と音の似ている「つつじ」を沼の南岸の龍燈の松のそばに植えたという。群馬県館林市の善長寺には、お辻とお松の供養塔がある。

山形県長井市の伝説。
昔、花作村に鈴木七兵衛という豪農がいた。七兵衛は凶作で苦しむ村人達を救うために屋敷内に築山を築いてリュウキュウツツジ(琉球躑躅)を育て始め、作業に携わった村人達に米を支給した。ツツジ(躑躅)は毎年雪のように白い花を咲かせ、「七兵衛躑躅」として親しまれるようになった。米倉を管理する米沢藩の役人は白いツツジ(躑躅)に感動して、その地を花作村と命名したとも言われている。
長井では、鈴木七兵衛からツツジ(躑躅)を寄付してもらい、当時樹齢百年にもなっていた30本のツツジ(躑躅)を移植した。これが白つつじ公園の始まりであるという。

画像ツツジ(躑躅)は万葉集の時代から親しまれており、 花が連なって咲くことから「つづき」、また花が筒状であることから「つつ」などと呼ばれていて、次第に「ツツジ(躑躅)」になったらしい。公園や家庭の庭、道路の歩道脇によく植えられている。

ツツジ(躑躅)を詠んだ俳句
「つつじいけて 其陰に 干鱈さく女」  松尾芭蕉
「百両の 石にもまけぬ つつじ哉」  小林一茶
「近道へ 出てうれし野  躑躅かな」  与謝蕪村

ツツジ(躑躅)を県の花としている県
栃木県の県花「ヤシオツツジ(八入躑躅)」、静岡県の県花「ツツジ(躑躅)」 福岡県の県の木「ツツジ(躑躅)」、長崎県の県花「ウンゼンツツジ(雲仙躑躅)」 、鹿児島県の県花「ミヤマキリシマ(深山霧島)」

ヤマツツジ(山躑躅)の花言葉は「燃える思い」や「努力」。燃えるような色をしているといえばそうかも知れない。高い木に負けずに花を咲かせているところが努力といったところなのか。

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