チゴユリ (稚児百合)

野鳥公園、このころに自然生態園で何時も撮影ポイントへ通う小道。草花の写真も撮り尽くした感があっが、まだ知らない花でチゴユリ(稚児百合)があった。

雑木林の木の下、フカフカの枯れ葉が幾重にも重なった腐葉土に群生していて、やや俯き加減に咲く白い花が木陰に、葉に隠れてひっそりと咲いていた。俯いて花が咲くので、うっかりすると見落としてしまうこともある。

画像チゴユリ(稚児百合)の名前は、その小さな可愛らしい姿を小さな子供に喩えて呼ばれている。

ゆり科チゴユリ属の多年草である。属名の「Disporum(ディスポーラム)」は、ギリシャ語の「dis(2重の)」と「spora(種子)」が語源にちなみ、種名の「smilacinum」は「サルトリイバラ属の」を意味している。

原産地は日本や朝鮮半島、中国、南千島で、日本では本州や四国、九州に分布しており、丘陵や山地の明るい林に自生している。早春の花が大体終わって、次に林床に花開く代表的な植物である。

ちなみに、ゆり科は世界の温帯と熱帯に約240属4,000種が分布している。チゴユリ属は、アジアと北米に約15種が分布し、日本には4種1変種が自生している。

画像草丈は20cmから大きいもので30cmくらいだが、大体小さめである。

茎は普通、殆ど枝分かれしないが、時々枝分かれすることもある。葉は互い違いに生える互生し5枚程度ついている。葉は楕円形で先は尖り付け根の方には丸みがある。長さは5cm前後、幅は2~3cmくらい。

質はちょっと薄めで、若い時期はとても柔らかそうに見える。平行に入る3本の葉脈がよく目立つ。芽吹きから花の時期は特にとても瑞々しい黄緑色である。その後、濃い緑色になる。

画像開花時期は4月~5月で、茎の先に花柄を出して1個か2個の花をやや垂れ下がるようにつける。

茎の上部が斜めにちょっと弧を描くような感じで伸びるので、花が隠れてよく見えないこともある。

花びら(花被片)は、白色~クリーム色で長さ1~2cm程度、先が笹の葉のように尖った披針形。花被片は6枚あり、雄蕊は6本で、葯は花糸の半分の長さ。雌蕊の柱頭の先は3ツに分かれている。

画像花の後にできる子房は、花柱の半分の長さ。子房上位で3室あり、各室には2個の胚珠がある。果実は液果である。直径7~10mmの球形で、熟すと黒紫色になる。

出来る種子の数は少なく、発芽したその年は、地上部を出さずに過ごすのだそうである。2年目になってようやく、地上に本葉を2枚出すのだとか。栄養繁殖でなく、種子で新しい個体を増やすのはたやすいことではないのである。

種子での繁殖のほかに、地下茎を長く伸ばして増えるので、特に明るい場所では群生していることも多い。

画像ゆり科の植物には、チゴユリ(稚児百合)と同じような場所に生えて、よく似た葉を出して、晩春~初夏のころに咲く植物が色々ある。その中でもチゴユリ(稚児百合)は花が咲くのが早い方。その後、ホウチャクソウ(宝鐸草)、ミヤマナルコユリ(深山鳴子百合)、アマドコロ(甘野老)、ナルコユリ(鳴子百合)などがどんどん咲いていく。花が咲けば、それぞれ個性があるので分かり易くなるが、小さい葉っぱの時期はよく分からない。

花言葉は私の小さな手を何時も握ってである。

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