モモイロカイウ (桃色海芋)

モモイロカイウ(桃色海芋)。通称はピンクカラー(Pink Calla)。

今年は5月になっても6月になっても咲かないので、諦めていたら色々な雑草の緑に囲まれて、ひっそりとピンクの花をつけて咲いていた。

草丈は30~40cmと低く花も一回り小さいのが特徴だ。清楚で格好良くて洗練された造形だと思う。自然界にも、色々なデザインがあるものだ。

緑をかき分けながら撮影した。

画像モモイロカイウ(桃色海芋)はサトイモ科オランダカイウ属の多年草で、学名は「Zantedeschia rehmannii」であるが、属名の「Zantedeschia」はイタリアの植物学者、医師であるジォヴァンニ・ ザンテデシ博士の名前にちなみ、種名の「rehmannii」は人の名を意味している。

モモイロカイウ(桃色海芋)は「カラー(Calla)」の仲間で、「カラー(Calla)」の名前はカソリックの尼僧がつけるカラー(襟)がこの花に似ていることから付けられた名前と言う説と、ギリシャ語の「カロス(kallos):美」に由来する説の2つがある。以前はカラ属に分類されていたために、現在でもこの名前で呼ばれている。

カイウ(海芋)という和名は、本来はミズバショウ(水芭蕉)をさすものだったが、江戸時代末期にオランダから渡来されたときに「オランダカイウ(阿蘭陀海芋)」になった。英語名はカラー(Calla)、またはナイルのユリ(lily of the Nile)と呼ばれている。

画像カラー(Calla)は、オランダカイウ属の8種をもとにして作られた園芸植物群の総称で、この8つの原種はいずれも南アフリカの原産である。カラーという呼び名は、かつてサトイモ科のカラ属としてこれらがまとめられたことに由来する。また、カイウは、「海芋」と書き、湿気の多い土地を好み、地下に芋(塊茎)ができるところから名づけられた。

花茎の長さ30cmほどの、ピンクのカラー(Calla)。赤から白に近い色のものまで、様々な系統がある。葉には斑点(スポット)はなく、葉は長いやじり形(倒心臓形)で20~40cm、基部は鞘状で長い葉柄がある。肉厚で少し光沢があり、基部は鞘の様になり茎を大きく包んでいる。

画像モモイロカイウ(桃色海芋)は、別名をムラサキカイウ(紫海芋)とも呼び、南アフリカのナタール地方が原産で大正時代の初めに日本に渡来した。モモイロカイウ(桃色海芋)などカラーの仲間は肥大した地下茎や塊根を持つている。

さといも科の特徴として一部の属以外は、仏炎苞に包まれた肉穂花序に密集して花をつける。カラーもそうだが、スパティフィルムも有名。仏炎苞とはカラーの花びらのように見えるメガホン状の部分で、中央にある棒状のものが花である。上部が雄花で、下部に雌花が存在する。

画像オランダカイウ(阿蘭陀海芋)は、南アフリカのケープ、トランスヴァール地方が原産で、18世紀中ごろにヨーロッパに入り、日本には江戸時代末期に渡来した。カラーといえば、かつてはこの種を指すことが多かった。高さ1mほどの花茎の先端に基部がクリーム色がかった白色で、長さ7~20cmほどにもなる仏炎苞を一個ずつつける。

日本では5月ごろ花が咲く。変異が大きく、矮性、四季咲き、葉が斑入りのもの、仏炎苞が大型になったものなどがある。仏炎苞の上部が緑色になった園芸品種グリーンガッテスは、一般にグリーンカラー(Green Calla)と呼ばれている。

画像葉の先が尖り、白斑が多数入るシラホシカイウ(白星海芋)は、仏炎苞が白色で、基部に斑点があり、オランダカイウ(阿蘭陀海芋)より細く、上部が鋭くとがる。キバナカイウ(黄花海芋)は仏炎苞は卵形で、内側は黄色、外側は緑がかった黄色、葉には白色または半透明の斑点が入る。仏炎苞が淡いピンクか紫紅色のモモイロカイウ(桃色海芋)は矮性で、葉は細長く葉柄は短い。このほか、ハイブリッド カラー(Hybrid Calla)と呼ばれる掛け合わせにより造られた園芸品種が多数あり、赤、ピンク、オレンジ、ダークブルーなどの仏炎苞をもつ。

花言葉は壮大な美、乙女のしとやかさ、夢のように美しいなどである。

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