ゼニアオイ (銭 葵)

近くを流れる川沿いの遊歩道際に、ゼニアオイ(銭葵)が真っ直ぐに立った茎に前を向いて明るい花を咲かせていた。

タチアオイ(立葵)と似ているが、小さな花が一杯ついている。

何時も、この花を見ると前向きな自分で在りたいと思う。

画像ゼニアオイ(銭葵)の名の由来は諸説があり、花の大きさがちょうど古い中国の5珠銭の大きさであるとか、種子が輪状にならぶ果実を銭に見立てたとか言われる。

アオイ(葵)の名の由来は葉に向日性があり、太陽を仰ぎ見る、つまり「あうひ(仰日)}から来たとする説や神を饗応する日からアウヒ(饗う日)、あるいは韓国語の名から来た等、やはり諸説ある。

画像あおい科ゼニアオイ属の多年草である。学名は「Malva sylvestris var. mauritiana」であるが、属名の「Malva(マルバ)」は、ギリシャ語の「malache(柔らかくする)」という言葉が語源。粘液に、ものを柔らかくするような性質があるらしいにちなみ、種名の「sylvestris」は「森林生の、野生の」で、小名の「mauritiana」は、「インド洋のモーリシャス島の」を意味している。

南ヨーロッパ、西南アジアが原産であり、ハーブのコモンマロウの変種と言われ、 江戸時代に中国から薬草として渡来した。日本の全土で庭先や鉢など観賞用として栽培されており、荒れ地や道端、人家の周辺で野生化しているのが見られる。

画像全体に粗い毛があるが茎には少ない。茎は真っ直ぐ立っていて、下部で枝が分かれて高さ1mほどになる。

葉の基部は心臓形、上部はやや円形でしわしわの波うち、大きくほぼ円形で5~9つの浅い切れ込みがある。鈍いギザギザの鋸歯があリ、長い葉柄で茎に対して互い違いに生えている。

画像6~8月まで咲き、葉腋(ようえき)から柄を出してその先につき、紫の線の入った特徴がある紅紫色の5弁花を5~6個つけて、下から咲き上がる。

よく似た花にウスベニアオイ(薄紅葵)があるが、見分けが難しく、ゼニアオイ(銭葵)は茎が一般的に無毛で、葉が大きくほぼ円形で切れ込みが浅い。ウスベニアオイ(薄紅葵)は茎にまばらに長毛があり、開花時期は5~8月。

現代はタチアオイ(立葵)ばかりが目につくが、ゼニアオイ(銭葵)もかっては何処にでも見られた花で、夏の風物詩であった。

画像ゼニアオイ(銭葵)を詠んだ俳句
「鴨の子を 盥に飼ふや 銭葵」 正岡子規

花言葉は信念、説得、母の愛などである。
「ゼニアオイ(銭葵)は、1979年にテレビ朝日系列にて放映されたアニメ番組の「花の子ルンルン」の第22話「絵の中のやさしい母」で、話の最後にセルジュ・フローラが、出演キャラクターに花の種を配り、その花が咲いた状態の絵と花言葉「母の愛」として紹介された。

ポストカード
画像





ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック