ツワブキ (石 蕗)

朝、晩の冷え込みと共に咲き出したツワブキ(石蕗)の花。

自宅近くのお宅の庭先の片隅で、陽の光が少し当たり始めると元気に咲き出す。冷夏の影響からからか、今年は例年より早い咲き始めだ。黄色い花が、時折、差し込む日差しの中で時折吹く秋風に揺れていた。

葉っぱが艶々していて黄色い花も日に当たり綺麗だ。ツワブキ(石蕗)の明るい黄色がとても良い。

画像ツワブキ(石蕗)。名前の由来は、葉に光沢のある艶があり、フキ(蕗)の葉のように見えることからツヤハブキ(艶葉蕗)と呼ばれ、それが転訛して「ツハブキ」となり、更に「ツワブキ(石蕗)」となった説や、フキ(蕗)のように見える葉が厚いことから「アツハブキ(厚葉蕗)」から「ア」が省略されて「ツハブキ」となり、更に転訛して「ツワブキ(石蕗)となった説、自生地が海岸なことから「ツハブキ(津葉蕗)」が転訛して「ツワブキ(石蕗)」となった説など諸説がある。

漢字で「石蕗」と書くが、これも「石」と「蕗」のことで、「ツワ(石)」の由来は、自生地が海岸や浜辺の岩の上や崖や海辺の林など岩や石の間に生えることにちなんでいる。また、「フキ(蕗)」の由来は、「フフキ(布布岐)」と呼んでいたフキ(蕗)に対して、我が国最古の本草書。医学の事典として薬名を記した書物で、動植物、鉱物などを載せている「本草和名」では、漢名の「款苳(カントウ)」をあて、「和名抄」では「蕗」の漢字をあてた。ところが、日本のフキ(蕗)と同じ植物は、中国では「蜂斗菜(ホウトサイ)」と書き、「款苳・蕗」のどちらも、誤用であったことが、分かっているが、「和名抄」の「蕗」の漢字の用法が現在に定着している。

画像園芸種の話では、江戸時代から広く栽培され、品種の改良も盛んに行われ“花壇綱目(1681年)”には「ツハ」の名前が集録されているので、この頃には既に社寺や茶室あるいは庶民の庭にも植栽されていたと考えられ。江戸中期には、花もさることながら、観葉目的の園芸品種が多く、葉の斑入り種が熱狂的な人気を集めた。

きく科ツワブキ属の植物の多年草である。学名は「Farfugium japonicum」であるが、属名の「Farfugium(ファルフジウム)は、ラテン語の「farius(列)」と「fugus(駆除)」が語源、 といわれるが諸説がある。種名の「japonicum」は「日本の」を意味している。

日本や朝鮮半島、中国、台湾などが原産で、本州の福島県や石川県以西から四国、九州、琉球諸島に分布し、海岸、岩場、林の下などに自生しているのがみることが出来る。

画像草丈は50cm程度。地下に短い茎があり、根茎は太く斜めに這って地上には葉だけが出る。葉は始め灰褐色の綿毛に覆われているが、葉柄が伸びる従って無毛となる。葉は根生葉で葉身は基部が大きく左右に張り出し全体で円い腎臓形に近くなる。

長い葉柄を持ち、葉柄は大きく切れ込んだ葉身の中心についている。これらの点はフキ(蕗)によく似ている。その葉は厚くて表面に艶があり、緑色が濃い。大きさは長さ4~15cm、巾6~30cm、葉縁は浅い波状をしている。フキ(蕗)が夏緑性であるのに対して、ツワブキ(石蕗)は常緑性である。

画像開花時期は10月~12月ごろ。葉の間を抜けて花茎を長く伸ばし、その先端にアブラナ(油菜)のような花軸に多くの花がつき、花柄が下の花ほど長く、上の花にいくに従って短くなり、各花が平らになって並んで咲く散房花序をつけ、大きさは径4~6cm。周りにはひらひらとした舌のような形をした舌状花が1列に並んでる。舌状花の大きさは長さ3~4cm、巾は6mm程で、鮮やかな黄色い花を数輪咲かせる。

果実は5~6mmで毛がびっしり生えている。冠毛は汚褐色で長さ8~11mmである。

画像生葉を火に炙って柔らかくするか、青汁が出る程よく揉んで、打撲、筋肉痛、できもの、切り傷、湿疹、いんきんたむし、しもやけ、虫さされに外用(湿布)する。生葉を煎じて、その煎じ液で痔疾などの患部を洗う。

冬から春にかけて若い葉や葉の開く前の伸びた葉柄(茎)を摘み取って塩茹ですると、フキ(蕗)と同様に食べられ美味しいらしい。葉は、天婦羅やお浸し、酢味噌和えで食べる。葉柄(茎)は、灰を入れた熱湯で茹でてから、水に晒してアク抜きをして皮を剥いてから、煮物、おひたし、佃煮、あえもの、天ぷら、粕漬け、塩漬け、砂糖漬けなどに調理する。 また、ツワブキ(石蕗)にしたものを「キャラブキ(伽羅蕗)」といい九州名産である。

ツワブキ(石蕗)を詠んだ俳句と短歌
「ちまちまと した海もちぬ 石蕗の花」 小林一茶
「石蕗の 日陰は寒し 猫の鼻」 酒井抱一
「いくたびか 時雨のあめの かかりたる 石蕗の花も つひに終はりぬ」 斎藤茂吉

花言葉は困難に傷つけられないである。

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