オランダカラシ (阿蘭陀辛子)

とある公園の園内を流れる小川の水路に、オランダカラシ(阿蘭陀辛子))の白い花をみつけた。

ステーキのつけ合わせに使われるハーブ(herb)の1ツで、クレソン(Cresson)、ウオーター レタス(Water Letus)、ミズガラシ(水辛子)などさまざまに呼ばれる。世界中で愛されている野菜ということなのであろうか。

もう少し綺麗な水に自生していれば、食べてみたいとは思ったが………。皆、考えることは同じなのだろう、だからこうして残っているのかも………。

植物にとって、何が幸いするかわからない。

画像オランダカラシ(阿蘭陀辛子)の名前は、外国から来たものにオランダとつける慣例に沿って命名された。別名をミズガラシ(水芥子)やクレソン(フランス語:Cresson)などともいう。

日本には明治の初めに在留外国人用の野菜として導入されたのが最初とされている。外国人宣教師が日本各地に伝導の際に各地に持って歩いた事で日本各地に広がったと言われている。

日本で最初に野生化したのは東京上野のレストラン、精養軒で料理に使ったものの茎の断片が排水と共に不忍池に流入して根付いたものだったと伝えられている。

アブラナ科オランダガラシ属の多年草である。学名は「Nasturtium officinale」であるが、属名の「Nasturtium」は、「nasus(鼻)」と「tortus(捻(ねじ)る、捻(ひね)る」。植物体に刺激性の辛味のある性質を示したものにちなみ、種名の「officinale」は、「薬用の、薬効のある」を意味している。

画像ヨーロッパから中央アジアが原産地で、今では日本各地の水中や湿地に自生し、比較的山間の清流域や水辺にまで分布を伸ばしており、ごく普通に見ることができる。

繁殖力は旺盛で切った茎は水に入れておけば容易に発根し生長が速いため、日本でもよく似たコバノオランダガラシ(小葉阿蘭陀辛子)とともに川や溝に野生化、雑草化しているのがよく見られる。

茎の下の方は横に這うように広がって、節々から白い髭根が出ている。常緑性ということだが、冬のころは、紫褐色の葉が水面に浮いているような状態をよく見かける。枝分かれして花が咲くころには、しばしば背丈も高くこんもりと茂った群落も見られる。草丈は30cm~1mくらいまでなる。

画像葉は葉柄の延長になる葉)から、左右に小葉が幾つか並ぶ羽状複葉で、互い違いに生える互生している。小葉は3対~11対と変異の幅が大きめ。小葉の形も生育段階で変化するが、大体は、1番天辺につき頂小葉が特に大きくなる。

小葉は卵のような形で長さは1~3cm、幅1~2.5cmで、縁にはぎざぎざした鋸歯はない。やや質が厚く表面には光沢がある。

画像まだ地上部が大きく生長していないものでは、頂小葉だけが目立って、丸みのある形だが、大きく生長したものでは、それぞれの小葉が大きく細長いこともある。

開花時期は5月~6月ごろ。茎の先の花序に沢山咲かせる。花径は約6mmの白色の楕円状でへら形で長さ4~6mmくらいの十字形をした4弁花を密に咲かせる。花の咲き始めのころは花序が詰まって短いが、咲き進んでいき、下部の方には果実ができ始めるころには、花序は長く伸びてきて果実が熟すころにはかなり長くなっている。そのころには花序が湾曲して、独特の姿になる。それを見ると、少し、驚くことがある。

その後、1~2cmの細い莢状の果実をつける。果実は隔膜に2列に並んでつき、熟すと茶褐色になる。

画像ほかのアブラナ科植物と同じく、辛味(カラシ:油配糖体)のシニグリンというワサビ(山葵)やダイコン(大根)などと同じ抗菌性の物質が含まれており、食欲の増進効果もある。

香味野菜としてサラダまたは茹でて若い茎と葉が肉料理の付け合せになど用いられる。お浸し(芥子醤油など)、胡麻和え、天婦羅、漬物、味噌汁の具、鍋物などにも利用できる。最近はスプラウト(種子から出たばかりの芽)としても利用されている。

霜にあたったクレソン(Cresson)は、葉が赤黒くなるが味は甘みが増すという。

花言葉は、着実、不屈の力、忍耐力、安定である。何事にも耐え忍び不屈の力で着実にことにあたり安定したいものだ。

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