花々のよもやま話

アクセスカウンタ

zoom RSS アツモリソウ (敦盛草)

<<   作成日時 : 2010/05/06 05:00   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 31 / トラックバック 0 / コメント 0

アツモリソウ(敦盛草)が、茎の頂にに淡紅色の花を1輪つけて咲いていた。

花びらは唇のような形をした袋状で、ユニークな姿をしていえるが、よく見ると優雅さを漂わせている。

野生ラン(蘭)の中では、1段と大きな花を咲かせ母衣をつけた花姿で、幻の花といわれる、日本の貴重な野生ラン(蘭)で、王者ともいわれている。

画像アツモリソウ(敦盛草)の名前は、寿永3(1184)年2月、源氏の名将源義経は、平氏を真下に見下ろす、人間が降りることが困難な断崖絶壁である鵯越を馬で降りて、平氏の陣に火を放った。この奇襲攻撃で平氏は大敗し沖の船に乗り込み逃げた。この戦いで討たれた平家の若き将、平敦盛(「青葉の笛」で有名)の名に由来する。

当時合戦で流れ矢を背後から受けた場合の防具として、大きく膨らませた袋(母衣)を鎧の上に背負っていたようで、その形がこの花の形に似ていることから付いた名称といわれている。

らん科アツモリソウ属の多年草で、学名は「Cypripedium macranthum var. speciosum」である。属名の「Cypripedium(シプリペディウム)」は、ギリシャ語の「Cypris(女神のビーナス)とpedilon(スリッパ)」が語源で、花の形を女性用のスリッパにたとえたことにちなみ、種名の「macranthum」は「大きな花の」、小名の「speciosum 」は「美しい、華やかな」を意味している。

画像アツモリソウ(敦盛草)全体としては、東ヨーロッパのロシア、ウクライナ、ポーランド、リトアニア、ラトビアと国境を接するベラルーシ東部から温暖な東アジアに分布し、日本では、北海道や本州の中部地方以北に分布している。寒冷地を好み、北へ行くほど低山でも見られるようになり、草原、明るい疎林に自生している。

茎の高さは20〜40cmで毛がある。葉は長さが8〜20cm、幅は5〜8cmの長い楕円形をしており、3〜5枚が一ツの節に1枚ずつ生じ、互いに方向を異にしている互生をしている。冬には落葉する。

開花時期は5月〜7月ごろで、花は淡紅色で、茎の先端に直径3〜5cmの1個つける。まれに2個つけることもある。

背側の萼片は卵のような形で長さは4〜5cm、横につく萼片はくっついて1ツになる合着し、卵の形で背側の萼片よりやや短い。唇のような花びらは丸く膨れ、長い卵の形の側花弁に抱えられるようにつく。唇のような花びらの上面には口が開いている。内部には長い毛が疎らには生えている。

画像らん科植物の花には普通、「外花被片」3枚と、「内花被片(普通はこれが花弁)」3枚があり、外花被片3枚のうち1番上にある1枚を「背萼片」、他の2枚を「側萼片」という。そして、内花被片3枚のうち背萼片と反対位置にある1枚を「唇弁」、他の2枚を「花弁(側花弁)」という。らん科の唇弁は普通舌のような形や、袋のような形をしている。

アツモリソウ(敦盛草)を取り巻く現状 としては、栽培目的で乱獲されることが多いラン科の中でも、最も激しく乱獲、盗掘される種類である。そのため、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律にもとづき、1997年に「特定国内希少野生動植物種」に指定されるに至っている。

現在では環境大臣の許可を受けた場合などの例外を除き、採集等は原則禁止である。違反した場合、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処せられるとされている

画像話は変わりアツモリソウ(敦盛草)なので、平敦盛について色々と調べてみた。

平敦盛は笛の名手であり、祖父平忠盛が鳥羽院より賜った「小枝」(または「青葉」)という笛を譲り受けた。

「一の谷の 戦いくさやぶれ 討たれし平家の 公達きんだちあわれ
あかつき寒き  須磨すまの嵐あらしに 聞こえしはこれか 青葉あおばの笛」と童謡の青葉の笛で歌われている。

平敦盛の遺品の「青葉の笛」は、神戸市須磨区の須磨寺にあり、敦盛の首を洗った「首洗い池」や、敦盛の首を祀った「首塚」もある。

平家物語に描かれている物語の要約はこうである。平敦盛は平家一門として17歳で一ノ谷の戦いに参加した。源氏側の奇襲を受け、平氏側が劣勢になると、騎馬で海上の船に逃げようとした敦盛を、敵将を探していた熊谷次郎直実が「敵に後ろを見せるのは卑怯でありましょう、お戻りなされ」と呼び止める。

画像敦盛が取って返すと、直実は敦盛を馬から組み落とし、首を斬ろうと甲を上げると、我が子直家と同じ年頃の美しい若者の顔を見て躊躇する。直実は敦盛を助けようと名を尋ねるが、敦盛は「お前のためには良い敵だ、名乗らずとも首を取って人に尋ねよ。すみやかに首を取れ」と答え、直実は涙ながらに敦盛の首を切った。

この事から、直実の出家の志が一段と強くなったという発心譚が語られ、この物語に後日談がある。

一ノ谷の合戦で、笛の名手だった16歳の平敦盛は熊谷次郎直に討たれた。後に直実は出家して蓮生法師となり、敦盛の菩提を弔うために一ノ谷へ出かけた。蓮生法師は一ノ谷で笛を吹く草刈りの少年に出会った。その少年は敦盛の霊だった。その夜、敦盛の霊が蓮生法師の前に現れ、平家の栄華没落や合戦の様子を物語りをした。そして、「昔は敵同士でしたが今は仏縁で結ばれています」といって、回向に感謝して消えていった。

「人生五十年。下天のうちに比ぶれば夢幻のごとくなり。ひとたびこの世に生を受け滅せぬもののあるべきか」という謡が有名で、織田信長が好んで舞ったと伝えられる幸若舞の「敦盛」である。

花言葉は私を勝ち取ってください、君を忘れない、移り気である。

ポストカード
画像



Nikon デジタル一眼レフカメラ D700 レンズキット D700LK
ニコン
2008-07-25

ユーザレビュー:
←レンズキットとして ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 31
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
かわいい かわいい かわいい かわいい かわいい かわいい かわいい
驚いた 驚いた
面白い 面白い
ナイス ナイス
ガッツ(がんばれ!)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
アツモリソウ (敦盛草) 花々のよもやま話/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる