アカバナユウゲショウ (赤花夕化粧)

アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)は、雅な名前を持った4ツの花びらが、可憐で可愛らしい淡紅色の花である。

綺麗な花だし、名前もなんとなく良い。ユウゲショウ(夕化粧)なんて、なかなか花の名前にとは思いつかない感じだが………。

だが、その名前とは裏腹に、かなりしたたか。あちこちに勢力を広げて………。もう、普通に見られる。

画像アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)。名前の由来は夕方頃に花を開き、白地に赤い化粧をしたような美しい花を咲かせることからユウゲショウ(夕化粧)と呼ばれる。実際は昼間でも花がみられる。

また、全く別の科の花にオシロイバナ(白粉花)と呼ばれる白い花があるのだが、その花の別名がユウゲショウ(夕化粧)と呼ばれることから区別するために、アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)と呼ばれるようになった。

画像あかばな科マツヨイグサ属の多年草である。学名は「Oenothera rosea」であるが、属名の「Oenothera(オエノセラ)」は、根にブドウ酒のような香りがあり、それを野獣が好むためらしいので、ギリシャ語の「oinos(酒)とther(野獣)」が語源となっている。また、「onos(ロバ)と+thera(狩り)」との説もある。種名の「rosea(ロセア)」は「バラのような」を意味している。

北アメリカ南部~南アメリカが原産で、日本には明治時代のころに観賞用として渡来されたそうだ。今では全国に分布し広く栽培されているほか、関東地方以西では野生化して、市街地の空き地や公園、道端、河原、田畑などで自生しているのがよく見られる。

画像草丈は20~60cm程度。茎は地面付近から沢山立ち上がり株立ち状になる。葉は茎に互い違いについている互生。長さ2~5cmくらいの披針形。縁は波打って、ギザギザ(鋸歯)は余り明らかではない感じである。

全体に白い毛があり、特に葉裏の脈上や茎の毛は長めでよく目立っている。地面近くに広がった根から生えている葉には、不規則な切れ込みが入ることがある。

画像花期は5月~9月。茎の上部の葉の脇(葉腋)に淡い紅色の花が咲く。花の直径は1~1.5cm程度。花弁は4枚、先は丸くなっている。そして、花弁より濃い色の脈があり、筋状の模様が入っているように見える。

更にその小さな花の中にあっても意外に目立っているのは、雌蕊の柱頭かも知れない。柱頭は4ツに裂けて、平たく開き、花の中央部に陣取っている。雄蕊は8本あり、花粉のある葯の部分は白色である。

果実には、8ツの稜があって、熟すと4ツ裂ける。普通、図鑑などでは4ツに裂けるとあるが、平に開したりせず、横側が割れて、そこから溢れるように種子が、出ているような状態のものが沢山見られる。

画像夕方に咲くツキミソウ(月見草)、ヨイマチグサ(宵待草)の仲間。………といっても、この写真を撮ったのは朝の10時ごろ。バッチリ花が開いていが、これは朝化粧だろうか。実際には昼には咲いてしまい、夕方には花が閉じるようだ。名前は色っぽくて素敵だと思うのだが、花自体はとても可愛らしくて健康的。(夏の宵に咲く姿は、艶やかで美しい)

夕方に咲く状態も見てみたいものだと思い、翌日の閉園前に行ってみたが遅かった。すっかり刈り取られていた。

アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)の花言葉は「臆病」だそうだ。夕闇に紅をさし、したたかに咲く花ではないようだ。臆病なので、昼間に顔を出してしまうのか。

でも、陽の下で咲く姿は可愛らしくて、とても魅力的。こんな人は、誰からも愛されるんじゃないかなと思った。

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