プリムラ オーリキュラ (Primula auricula)

とある公園でその繊細な立ち姿と、古典的な花が印象的なプリムラ オーリキュラ(Primula auricula)が咲いていた。

プリムラ オーリキュラ(Primula auricula)を聞いたことがある人は多いと思うが、育てている人は意外に少ないかもしれない。一言でいうと高山植物である。

もう少し説明すると、16世紀頃からイギリスで改良を繰り返され、園芸化が始まったといわれている。何世紀もの長い間、栽培されてきた高い人気を誇るサクラソウ(桜草)である。

花径は約2~3cmの非常に繊細で油絵で書いたような花である。

画像園芸店の店頭で販売している植物の中でもとてもマニアックなものがある。

プリムラ オーリキュラ(Primula auricula)は、本来はヨーロッパアルプス山系を中心とした山地に自生する高山植物だが、16世紀頃からイギリスで改良を繰り返され、葉や花に白い粉の吹くショウ系タイプの登場で、いっきに園芸化が始まったといわれている。日本では葉が肉質で厚みがあるので、アツバサクラソウ(厚葉桜草)の名前で呼ばれている。

原種のプリムラ オーリキュラ(Primula auricula)は普通のプリムラ(Primula)とは少し違って、アルプスなどに咲くヨーロッパの山野草のような植物である。「オーリキュラ(Auricura)」は「プリムラ・プベスケンス(Primula pubescens)」の中で特定の基準をクリアした花だけに贈られる称号として与えられたものである。

その基準とは、花が円形に近く切れ込みがなく花びらが波打たない。また短花柱花(蕊が花から飛び出てない)で花びらの枚数が6枚以上あることなどなど、厳しいのである。繁殖はすべて挿芽と株分のみとして種から殖やしたものではない。種から殖やしたものはその時点で交配されたものとなっているからである。

画像さくらそう科サクラソウ属の多年草で、学名は「Primula × pubescens 'Mrs. L. Hearne」である。属名の「Primula(プリムラ)」は、「primos(最初)」が語源で、早春、花が他に先駆けて咲くことからにちなみ、種名の「pubescens」とは、「細軟毛のある」という意味をしている。

プリムラ(Primula)は英語では「プリムラ(primula)」または「プリマ ローズ(primrose)」で、「プリムラ(primula)」は、 「春一番の花」という意味の「プリマ ビロラ(prima verola)」が短くなったもので、「プリマ ローズ(primrose)」は、プリマ'(prime)が最初の、 ローズ(rose)がバラ(薔薇)に由来していると思われがちだが、古い英語の「初めての児」という意味の「プリメ ロール(primerole)」に由来しているそうである。

イタリア語、スペイン語、ロシア語も同じ由来だが、ドイツ語だけは、「schlusselblume」という「鍵の花」(「schlussel」は「鍵」、「blume」は「花」)ということに由来している。これには、次のような伝説がある。 それは、病気の母を持つ少女が妖精に教えられて城の門の鍵にプリムラ(primula)」をさしこむと城の中には宝物が沢山ありて母にプレゼントし、病気も治ったという伝説である。

画像春の訪れを告げる花のプリムラ(primula)である。プリムラ属は、さくらそう科の草本で、約400種も分類される大家族です。日本ではさくらそう科は14種ある。一般に園芸店で「オーリキュラ(auricula)」として売られている実生株は、「Primula × pubescens (通称:プベスケンス)」といって、「Primula auricula(原種)」と「P. hirsuta」との交雑種である。
 
「アウリクラ(Auricura)」は株分けのみの繁殖である。なのであまり流通はしていない。英国では18世紀末頃から栽培が始まり、とても大切にされている花だそうである。「アウリクラ(Auricura)」というのは、「小さな耳」という意味である。この品種は、花が濃黄色で中心の花喉部に白い粉が円環状に付き、葉が多肉質で白い粉で覆われるのが特徴である。 開花時期は春で、原種は草丈が10~25cmである。

画像園芸品種は「オーリキュラ(auricula)」と呼ばれており、花色は原種と同じ黄は勿論のこと、紫、茶、赤、ピンク、白の他、他の花には珍しい灰、緑までもある。 これに模様が、黄または白色の目、蛇の目、縦縞、覆輪、ぼかしが入るもの、花弁が八重になったり、波状になったり、その上に白い粉が覆っていたりと、 その多様さはつきることがない。

イギリスでは18世紀にオーリキュラ(auricula)の流行の全盛期を迎え、今も愛好会があるほどである。 オーリキュラ(auricula)は、花の形に整形美を求めて改良された結果、18世紀にはすでに完成の域に達していた。完成というのは、花が完璧に整った円の形つまり、「円環形」をしているのである。まるで貴婦人のような高貴な魅力を持った花である。

画像イギリスでは、サクラソウ(桜草)は魔女を防ぐ効果があると言われていて、復活祭には教会に飾るという古い習慣があり、 またスコットランドではサクラソウ(桜草)とアネモネ(Anemone)の花束を作る習慣があるとのことである。

花言葉は貪欲である。

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