サクラソウ (桜 草)

このところ、季節が冬に逆戻りしたような寒い日が続いている。一旦暖かさを感じると、ちょっと気温が低くなっただけでも寒さが倍増してくる。

散歩からの帰り道、近くの児童館の花壇によってみた。季節ごとに子供たちが色々の花を植えて、毎日水遣りや雑草採りなどをいて管理している。

今は春を彩る可憐な花のサクラソウ(桜草)が沢山植えれられて見事だった。桜は桜でも、サクラソウ(桜草)、鮮やかな濃いピンクが目に眩しかった。

画像サクラソウ(桜草)という名前は、「我国は 草もさくらを 咲きにけり」と江戸時代の俳人小林一茶の俳句にあるように、花の形がサクラ(桜)の花に似ているところから由来する。

さくらそう科サクラソウ属の多年草で、学名は「Primula sieboldii(プリムラ シーボルト)」である。属名は「Primula(プリムラ)」は、「primos(最初)」が語源で、早春、花が他に先駆けて咲くことからにちなみ、種名の「sieboldii」は、日本植物の研究者 「シーボルト」を意味している。

プリムラ(Primla)はさくらそう科サクラソウ属の学名でこの属に含まれる植物の総称である。また、園芸上はニホンサクラソウ(日本桜草)のみをさすことがある。世界中に約300種あり、美しい花をつけるものが多く、よく栽培される。プリムローズ、オトメザクラ(乙女桜)と言われる。

サクラソウ属はヒマラヤを中心にした北半球の高知や寒地に約550種分布し、日本では四国、沖縄を除く各地の高原、原野に十数種が自生し、朝鮮半島から中国東北部、シベリアにも分布している。

画像自生地では林間の湿性地や原野の草間に生え、ときに群生している。葉柄は長く、葉は長楕円形で皺が多く、縁に浅い切れ込みがあり、葉や茎に白い軟毛が生えている。

地中浅くに根茎があり、春に発芽して5~6枚の葉を根生し、高さが15~40cmの花茎を真っ直ぐに直立させ、先端から車輪状に紅紫色5~10個の紅紫色の花をつける。まれに白花もある。

花は5弁、直径が2~3cmほどで、花弁の先端に切れ込みがあり基部は筒状となる。萼は5裂している。雄蕊は5本、雌蕊は1本。雄蕊の位置と雌蕊の花柱の長さの関係により、長花柱花、短花柱花の違いがあり、これは株によって決まっており、サクラソウ(桜草)の仲間に共通の特徴として知られている。

花の後、球形の蒴果を結ぶ。新しい根茎は地際にでき、梅雨明けの頃、葉が枯れて休眠する。夏の暑さと乾燥には弱いが、日本の気候風土に合っており、花は美しく清楚である。

画像花は5弁、直径が2~3cmほどで、花弁の先端に切れ込みがあり基部は筒状となる。萼は5裂している。雄蕊は5本、雌蕊は1本。雄蕊の位置と雌蕊の花柱の長さの関係により、長花柱花、短花柱花の違いがあり、これは株によって決まっており、サクラソウ(桜草)の仲間に共通の特徴として知られている。

花の後、球形の蒴果を結ぶ。新しい根茎は地際にでき、梅雨明けの頃、葉が枯れて休眠する。夏の暑さと乾燥には弱いが、日本の気候風土に合っており、花は美しく清楚である。

話は変わって、江戸幕府を開いた徳川家康は無類の花好きだった。家康は江戸に居城を構えてから、しばしば浮間ヶ原に鷹狩りに出た。その時に雑草の中に混じって咲いていた可憐なサクラソウ(桜草)の花を見つけて持ち帰り、鑑賞するようになったことから日本のサクラソウ(桜草)の栽培が始まったといわれている

画像サクラソウ(桜草)に関する風習では、魔女や妖精の害を防ぐ役を果たすといわれている土地もあり、古くイギリスでは復活祭の協会の装飾にサクラソウ(桜草)が使われ、スッコトランドではその日にサクラソウ(桜草)を丁寧に球形に束ね、その真ん中に6弁の白いアネモネを挿した花束を作る習慣がある。イギリスでは、鍵を管理する聖ペテロにちなみ「ペテロの草」、スウェーデンでは、「5月の鍵」と呼ばれている。

グレートブリテン島とアイルランドに囲まれたアイリッシュ海の中央に位置する淡路島ほどの小さな島、マン島では、5月1日の前夜に、この花の小さな束を家や牛小屋の戸口に置く習慣がある。

サクラソウ(桜草)に関わる神話と伝説。
ギリシャ神話
花の女神フローラ「この名が花の語源」の息子、パラリソスは美青年で、恋人の妖精メリセルタに、失恋したためにすっかりやつれ、ついには死んでしまった。母のフローラは、そんな我が子を不憫に思って、春一番に咲くサクラソウ(桜草)の花の姿に変えたと言われている。

画像ドイツの伝説
リスベスはやさしい少女であった。昔々、ドイツの片田舎に病気の母と暮らしていた。母を慰めようと、野原にサクラソウ(桜草)を摘みに出かけた日のこと。花の妖精があらわれて、リスベスに不思議なことを教えてくれた。
「サクラソウ(桜草)の咲いている道を行くと城があるので、門の鍵穴にサクラソウ(桜草)を差し込むと、扉が開くので、さあ、行きなさい」と言った。リスベスが城に行くと………そこには花の妖精が待っていてくれ、沢山の美しい宝物をプレゼントしてくれた。リスベスは帰り母にこの宝物を見せた。母は頬に赤みがさして病気も治った。
ドイツではこの花を「鍵の花」と呼んでいる。これはサクラソウ(桜草)が春を迎える鍵という隠喩である。

サクラソウ(桜草)を詠んだ俳句
「葡萄酒の 色にさきけり 桜草」 永井 荷風
「アルプスの 雪痕窓に 桜草」  山口 青邨
「咲きみちて 庭盛り上がる 桜草」  山口 青邨
「調律師 来てゐる窓の 桜草」  仁科 歌子
「夜の部屋に 日向の色の 桜草」 片山 由美子
「目離せば 消ぬべき雲や さくら草」 千代田 葛彦
「汚れたる 風雨のあとの 桜草」 深川 正一郎
「まのあたり 天降りし蝶や 桜草」 芝 不器男

花言葉は若い時代と悲しみ、顧みられない美、絵画、貪欲、初恋、勝利、富貴、神秘な心、うぬぼれなどである。

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