アカショウマ (赤升麻)

奥御岳の奥入瀬といわれるロックガーデンに行く途中で、アカショウマ(赤升麻)が咲いているのをみつけた。

雑木林の中で光を浴びて、純白の花が光輝き一際目立ってとても綺麗だ。こういう面白い形の花も、またよくて控え目なところが好きだ。

自分に無いものを求めているのかも知れない………。

画像アカショウマ(赤升麻)の名前の由来は、漢方薬で用いられる升麻と外観が升麻に似ており、根茎の下部分や葉柄の基部分が赤味を帯びていることから呼ばれるようになったといわれている。別名をベニショウマ(紅升麻)とも呼ばれている。

ゆきのした科チダケサシ属の多年草で、学名は「Astilbe thunbergii」である。属名の「Astilbe」は、「a(無)」と「stilbe(光沢)」が語源で、原種のインド種の葉がこれと似たAruncusに比べて艶のなかったことにちなみ、種名の「thunbergii」は、「スウェーデンの植物学者で日本植物を初めて研究したC.P.チュンベリー博士」の名前を意味している。

画像日本が原産であり、東北地方南部から近畿地方にかけての本州、四国、九州各地に分布しているとされるが、中国地方にも分布しており、山地や落葉広葉樹林の林縁、丘陵地などに明るい林内に自生している。

地下に太い根に似ていて、地中を這って、節から根や芽を出す根茎があり、何本かが一緒になった根元の株を形づくって成長していく。

画像葉は根茎から根生(根際から葉がでている)し、節ごとに1枚ずつ方向を異にして生えている互生をしている。3回3出複葉(基の1枚の葉が3ツに分かれること。3出複葉は、三つ叉の枝の先にさらに3枚の小葉をもつ2回3出複葉のもの、更に、それが3ツに分かれた3回3出複葉などがある)で、葉の表面には毛がない。

小葉は長く葉の中央より付け根寄りが最も幅が広い卵形をしており、縁にはギザギザとした重鋸歯(鋸の歯のようなギザギザが斜め前方を向いて揃っている鋸歯のギザギザが2重になっている)で、基部は楔形に尖っている。花柄の基部分や節には鱗片状の褐色の毛がある。長さは4~8cmで幅は2~4cmである。

画像6月~8月ごろに50~80cm前後の花茎の先に、花茎の先に枝分かれした総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)が対生(茎は無限に伸びて、茎の各節から2本ずつ向き合って穂のような形が出ている)、互生(節ごとに1本ずつ方向を異にして穂形が出ている)に柄を出して小さな白色の花を多数つける。花びらは雄蕊より3mmくらいと短く、花序は筒形(花序が枝分かれしない)である。

トリアシショウマ鳥脚升麻)は花びらは雄蕊より4~6mm長く、花序は枝分かれして円錐形である。類似品種のチダケサシ(乳茸刺)は花序の側枝が短く斜上している。

この仲間は変異が大きいようで、多くの変種が報告されている。地方変種が多く、今後分類が検討されるかもしれない。

画像アカショウマ(赤升麻)の花茎は、しばしば赤味を帯びる。これがアカショウマ(赤升麻)の名前の由来であろうが、茎の色は生育条件によって変化することが多く、赤味を帯びていないからといって、アカショウマ(赤升麻)ではないとはいいがたい。葉の形などが区別点になるのであろうが、花が咲いていない時期には厄介な仲間である。

花言葉はさわやかである。

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