シコンノボタン (紫紺野牡丹)

朝の陽光を受けて、シコンノボタン(紫紺野牡丹)が、鮮やかな紫紺色の花を咲かせている。

垣根からちょっこを顔を出して姿がいい。花も大きいからよく目立っている。

この紫紺色は一般に育てられている花木では、余り類の見ない花の色ではないかと思える。

ファンダー越しに見て見ると雄蕊が長く途中で、蜘蛛の脚の節のように曲がっていてなかなか面白い。

画像シコンノボタン(紫紺野牡丹)という名前は、花びらが紫色であり綺麗で、ボタン(牡丹)のように美しいことに由来している。また、雄蕊とその先の葯の部分が蜘蛛の足のように見えるために、スパイダーフラワー(Spider Flower)の別名もある。

のぼたん科シコンノボタン属の常緑低木で、学名は「Tibouchina semidecandra」である。属名の「Tibouchina」 は、「原産地ブラジルの土地名」にちなみ、種名の「semidecandra」は、「ほぼ10個の雄蕊を持つ」を意味している。

画像鮮やかな紫紺色の花を咲かせるブラジル地方が原産で、19世紀になり日本に渡来した。庭木、鉢植えとして親しまれている。

草丈は1~3mで真っ直ぐに直立し、良く枝分れしている。葉や新芽のあたりの茎には軟らかい産毛のようなものが生えている。葉は長さが幅より長く、葉のほぼ中央が最も幅が広い楕円形で産毛で覆われており、ビロードのような手触りがして、茎の各節から2枚ずつ向き合って対になって生えている対生している。本来は常緑だが日本では冬に落葉することが多い。

画像花茎の先端に紫色で、大輪の5弁の花を付けて、夏の8月ごろ~晩秋の11月ごろまでに開花ししている。雄蕊の形に特徴があり、長く飛び出しており、途中で蜘蛛の足にある節のように曲がっているのでユニークで面白い。1日花だが花つきが良く、毎日多くの花を次々と咲かせる。

開花時期は夏と秋だが、温度さえあれば冬でも僅かながら咲きつづけている。南国原産にしては耐寒性がある。花色は紫色のほかに赤や白がある。

画像流通上はノボタン(野牡丹)とシコンノボタン(紫紺野牡丹)が混同されているが、ノボタン(野牡丹)は短い雄蕊が黄色で長い雄蕊は紫色、シコンノボタン(紫紺野牡丹)は長短の雄蕊が共に紫色である。

園芸品種も充実しており、花の中心部分が白くなる「コートダジュール(Côte d'Azur)」や紫色から徐々にピンクに花色が変わる「リトルエンジェル(Little Angel)」などが幅広く栽培されている。

画像シコンノボタン(紫紺野牡丹)を含むのぼたん科の植物は熱帯を中心に多数の種が分布しており、ノボタン(野牡丹)やヒメノボタン(姫野牡丹)なども比較的よく栽培されていて入手しやすいものの1ツである。

花言葉は平静である。この花言葉は納得できない。象の鼻のような雌蕊、牙のような雄蕊、平静ではいられない………。

ポストカード
画像

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 8

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス ナイス ナイス ナイス
かわいい かわいい かわいい

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック