ツクシハギ (筑紫萩)

まだまだ暑い日が続いているが、秋の気配が序々深まるにつれてよく目立ってきた。

秋の七草のハギ(萩)である。実はまだ暑い時期から咲いていたが、やはりこの時期がよく似合う。

ひとくちにハギ(萩)といっても色々あるようで、これはツクシハギ(筑紫萩)だと思う………。

画像ツクシハギ(筑紫萩)は、福岡県で最初に見つけられたのが名前の由来といわれている。  

まめ科ハギ属の落葉半低木で、学名は「Lespedeza homoloba」である。属名の「Lespedeza」は1784-1790のフロリダのスペイン人総督セスペデスの名前 にちなみ、種名の「homoloba」は「同形裂片の」を意味している。

日本の固有品種で、本州から九州に分布し、道端や切り取りや盛り土などで出来た人工的な斜面の法面、林の縁、伐採跡地、などに広く生育する。日当たりのよい山地などに広く自生している。

画像茎は高さ1.5mを超えて先端は垂れている。葉は茎の節ごとに1枚ずつ方向を異にして互い違いに生える互生をしており、葉の先端に頂小葉を持つもの奇数複葉小葉である。葉は複葉を構成する小さい3枚の小さい葉からなり、 長さが幅より長く、葉のほぼ中央が最も幅が広い楕円形で、先端は葉の先の形が丸みを帯びており、裂けたりしていない円頭からへこむものまであって変異が大きい。小葉の長さは2~5cm、幅は1~2cmである。葉縁は縁が滑らかででこぼこが無い全縁である。

葉の表面は無毛か、葉脈のうち、最も太い主脈上に微毛が残る。裏面には微細な毛が全面にあり、脈上の毛はやや長い。

画像開花時期は夏の7月から秋の10月ごろまで咲いており、葉よりやや長い総状花序を出して、長さ1cmの蝶のような形をした蝶形花をまばらの咲かす。旗弁は淡い白赤色で、中心部分と左右一対ある花びらの翼弁が、ほかの花びらよりも色が濃く、濃赤紫色で目立っている。竜骨弁の先端は濃い紫色で翼弁よりやや長い。萼は浅く5ツに裂けて先端は尖らない。

ツクシハギ(筑紫萩)はヤマハギ(山萩)とよく似ているが、ヤマハギ(山萩)より花序が長く、顎裂片の先端は丸みを帯び裂けたりしていない円頭であり、脈や赤い模様が目立たない点で識別される。

果実は豆果で長さ約1.5㌢、扁平な楕円状で短毛が生えている。

画像まめ科の花は5ツの花びらからなるのが基本である。蝶形花と呼ばれており、花びらの形がそれぞれ異なっている。上方に反り返っているのが旗弁であり、よく目立っている。

その下側に両側に開いているものが翼弁、中心で雄蕊と雌蕊を両側から挟むような形となっているものが竜骨弁である。竜の骨は(当然)見たことがない。西洋タイプの帆船には、船の先端から船尾にかけて中心部に太い構造材があり、これに肋骨のように材を組み板を貼り付ける。これを竜骨といっており、竜骨弁は、ちょうど船の船首から船尾にかけての姿によく似ているとの意味であり、舟弁とも呼ばれている。

画像草冠に秋と書いて「ハギ(萩)」、いかにも秋を代表する植物である。古来から日本人に親しまれ、「万葉集」で詠まれた花のなかでハギ(萩)が最も多い。ハギ(萩)の名前は「生え芽(はえぎ)」を意味し、冬の間枯れたようになった古株からでも芽が出るはえぎ(生え芽)が、ハギ(萩)になったといわれている。

秋の七草の1ツである。萩はマメ科の植物だが、草ではなく落葉低木である。正式名称は「○○ハギ(萩)」となっていて、ハギ(萩)は総称名である。ミヤギノハギ(宮城野萩)、ヤマハギ(山萩)、ニシキハギ(錦萩)、エドシボリハギ(江戸絞り萩)、ケハギ(毛萩)、キハギ(木萩)などハギ属には11種類に分かれていて、それぞれに変種がある。

ツクシハギ(筑紫萩)の花は、翼弁が濃赤紫色であり、他の旗弁や竜骨弁とコントラストをなしており、おしゃれである。

ツクシハギ(筑紫萩)の花言葉は色々と調べたが分からなかった、ちなみにハギ(萩)の花言葉は思案、内気、想いである。

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