メドハギ (筮 萩)

メドハギ(筮萩)が、そろそろ花をつけているだろうと、公園へ行ってみたが、踏み倒されてたり、伐り採られており咲いていなかった。

あちこち探してみたところ雑木林に囲まれた日当たりのよい場所に咲いていた。

花も葉も普通のハギ(萩)より小さく見たときは、赤味が少ない性か、普通のハギ(萩)よりかなり地味だが、清楚で可愛い感じがした。

画像占いに使う筮竹(ぜいちく)の「筮」の字はメドギとも読む。メドハギ(筮萩)の真っ直ぐな茎は「筮」として使われて、メドギ(筮)にするハギ(萩)からメドハギ(筮萩)という名前がついたようだ。

その後、竹で作ったほうが簡単なので(竹は割と遅く日本に入ってきた)、ハギ(萩)の茎を止めて、竹製になり筮竹(ぜいちく)というなかなか文化的なメドハギ(筮 萩)なのである。

画像マメ科ハギ属の多年草で、学名は「Lespedeza cuneata」である。属名の「Lespedeza(レスペデーザ)は、18世紀後半の、アメリカのフロリダ州知事のスペイン人「Cespedes氏」の名前にちなんでいる。 誤植のため「Cespedes」が「Lespedez」になった。種名の「cuneata」は「くさび形の」を意味している。

日本が原産で中国や朝鮮、ヒマラヤ、アフガニスタン、マレーシアなど東アジアに広く分布する。日本の全土に分布し、日当たりのよい草地や道端、河原などに多いが、田んぼの畦道に生えていることもある。茎の下のほうが地面をはうように伸びているものは「ハイメドハギ(這筮萩)」という。茎は丈夫でやや木化する。草丈は50~100cmほどの人の腰くらいの高さで、根本からまっすぐな茎を出している。

画像葉は節ごとに1枚ずつ方向を異にして互い違に生える互生している。3つの小葉からなり、茎や枝を覆うようにびっしりとついている。テッペンの(頂)の小さい葉が最も大きい。線状の葉の先が切ったように見える。葉の裏には伏毛が生えている。

類似種との比較した場合に、似たヤハズソウ(矢筈草)の葉はややまばらに茎につくこと、小葉は中央より先端寄りが最も幅が広い倒卵形で、先は丸いか多少くぼむこと、葉の中央の脈と斜めに平行に走る支脈とがはっきりしていることで区別ができる。

画像開花時期8月~10月頃、秋の七草として脚光を浴びる「ハギ(萩)」の仲間と同じ頃に、葉の腋から2~3つ集まって花を咲かせているが、花は小さい蝶が飛んでいるような形の「蝶形花」をしており、白色の立ち上がった花びらに紫の筋が入っている旗弁とひらひらの蝶の羽のような花びらの翼弁は同じように白色をベースに、先端側の半分程度が真っ直ぐ前方に伸びている。船の竜骨に似た白色の花びらの竜骨弁からなっている。花は白っぽくて、ちょっと目立たないかも知れない。

もともとから報告されていたメドハギ類のうち、オオバメドハギ(大筮萩)やカラメドハギ(唐筮萩)の学名や和名の間違いが指摘され、多少混乱していが2003年以後は落ち着いてきているようだ。現在、メドハギ類は、葉の細脈の透視状態で2グループに分けられる。在来種で古くから知られるメドハギ(筮萩)、ハイメドハギ(筮萩)では、側脈は透視できるが細脈は鮮明ではない。

画像近年和名が知られるようになった、カラメドハギ(唐筮萩)、オオバメドハギ(大筮萩)、サガミメドハギ(相模筮萩)、シベリアメドハギ(シべりア筮萩)などでは、側脈に加えて細脈までもがはっきり透視されている。カラメドハギ(唐筮萩)、オオバメドハギ(大筮萩)、サガミメドハギ(相模筮萩)、などは報告事例が極少なく、なかなか出会えないと思われるが、シベリアメドハギ(しべりあ筮萩)は稀だが、各地から報告があり出会える可能性のある種類である。

平安時代、醍醐天皇の勅命によって編まれた初めての勅撰和歌集である「古今和歌集」巻10、物も名に、「二条の后(藤原高子)が、「春宮のみやすん所と申しける時に、めどけづりばなさせりけるを よませたまひける」として、詠んだ「文屋康秀」の和歌で、「花の木に あらざらめども さきにけり ふりにしこのみ なる時も哉」とある。」

大正時代の頃まで、メドハギ(筮萩)の茎を干して簾を作るのに用い、町田市原町田では7月頃その茎を採取し、神田の簾屋に出荷したという。また、中国では根や全株を鐵掃箒と呼んで薬用にする。

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