ルコウソウ (縷光草)

赤く小さな花のルコウソウ(縷光草)が咲いていた。

とある公園の、フェンス1杯に広がり蔓を絡ませながら、周辺を覆い尽くすように咲いている。

葉っぱも涼しそうだし、この赤は小さくても渋い色でなかなか好みだ。フェンス一面に真っ赤な花が咲く姿は壮観で見事だった。

画像ルコウソウ(縷光草)。名前の由来は、葉がコスモス(Cosmos)に似た形をしていて、細く、花は鮮やかな紅色をしている所から、葉が糸のように細くて赤い花の草という意味で付けられた。「縷」は糸という意味をしており、この色は「緋紅(ひこう)色」という。英名は「Cypress vine」で「留紅草」とも書く。

別名はカボチャアサガオ(南瓜朝顔)やホソバルコウソウ(細葉縷光草)とも呼ばれている。

画像ひるがお科ルコウソウ属の多年草で、学名は「Quamoclit pennata」である。属名の「Quamoclit(クアモクリット)は、ギリシャ語の「kyamos(豆)」と「clitos(低い)」が語源。豆の植物のようにつる性で伸び、背が低いことからにちなみ、種名の「pennata」は「羽状の」を意味している。

熱帯アメリカが原産の蔓性の帰化植物である。日本へは江戸時代初期の1634(寛永11)年に園芸用途で移入されたと考えられている。現在でも観賞用に栽培されるほか、時折、人家周辺や公園のフェンスに蔓を絡ませて自生しているのを見ることができる。

ひるがお科は、熱帯から亜熱帯に約58属1,650種が分布し、日本には4属がある。ルコウソウ属は、熱帯アメリカやインドに約10種がある。サツマイモ属に分類されることもある。

画像茎はよく枝分かれして他の草などに巻きついて、長さは4~5mにもなる。花の色と茎の色の遺伝子はつながっている。

葉は一ツの節に一枚ずつ生じ、互い違いに方向を異にしている互生しており、輪郭は長い楕円形だが、中肋の部分まで羽状に深く切れ込んでいて裂片は糸状である。羽毛のような魚の骨のような状態であり、葉柄はほとんどない。

画像葉が線状のものは「ルコウソウ(縷紅草)」で、朱色の花をつける「マルバルコウ(丸葉縷光)」の葉は先の尖った心臓形。ルコウソウ(縷光草)とマルバルコウ(丸葉縷光)の交配によりできた「モミジバルコウ(紅葉葉縷紅):ハゴロモルコウソウ(羽衣縷紅草)」は、もみじのような形のようにギザギザと掌状に切れ込んだ葉をしている。

画像開花時期は8月~10月頃。葉の脇(葉腋)からヒョロリと細長い花序を出して、先に1つか2つ真っ赤な5弁花をつける。花冠は「高杯形」で、下部は細長い筒状で、上部は5つに裂け、直径2~3cmくらいの星型に開く。色は濃紅色、白色、桃色。マルバルコウ(丸葉縷光)の場合は花冠の先は5角形に見える。雄蕊は5本、雌蕊は1本。花冠より外に突き出ている。

花言葉は、常に愛らしい、 世話好き、私は忙しい、 おせっかいな人である。

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