ケナフ (Kenaf)

公園でアオイ(葵)に似た花が咲いていた。ケナフ(Kenaf)の花だった。

花は早朝には開き、午後3時ごろになると萎む。フヨウ(芙蓉)と同じようだ。薄いクり-ム色の花びらは、華奢で蝶のように見えて綺麗な花だ。

環境にやさしいこの植物で、名刺、封筒、などを作ったようである。

画像ケナフ(Kenaf)は語源はペルシャ語のKENAB。「麻」という意味に由来している。

あおい科フヨウ属の1年草であるが、稀に多年草で、学名は「Hibiscus cannabinus」である。属名の「Hibiscus(ハイビスカス)」は、「エジプトの神ハイビス」、または大きなゼニアオイ属の植物に付けられた古代ギリシャ及びラテン名」にちなみ、種名の「cannabinus(カンナビス)」は「ペルシャ語でアサ(麻)」という言葉を意味している。

画像ケナフ(Kenaf)はアフリカ原産の植物で、また、これから得られる繊維をいう。洋麻、アンバリ麻、ボンベイ麻ともいう。生長は非常に早く、だいたい100日~125日で十分に成長発達して、高さは1.5~3.5m、茎の直径1~2cmにもなる。余り枝分かれしないで、木質の基部を持っている。

葉は長さは10~15cmで、根元に近い部分につくものは3~7片に深く裂けているが、先端に近いものはほとんど切れ込まずに槍の形になっている。

画像花は直径8~15cmほどで、色は白や黄色、紫がある。白と黄色の(もちろん紫も)花も中心部分は暗紫色となる。果実は直径2cmほどの蒴果で中に数個の種子を持っている。

ケナフ(Kenaf)は繊維を目的として、インドやバングラデシュ、タイ、アフリカの一部、ヨーロッパの東南部などで古くから栽培されてきた。

茎からは2種類の繊維が採れて、外側の層からは目の粗いものが、中心部分からは目の細かいものが得られる。栽培品種は約200種ほどが知られており、黄麻(コウマ、ジュート)の代用繊維としても多く使用されている。

画像成長が速くて穫できる繊維も多いため、木材パルプの代替資源として2000年頃から注目を浴びるようになった。「木材使用量を低減し、森林伐採が防止でき、環境によい」と評価され、日本各地の小学校で総合的な学習の時間における環境学習として栽培されているほか、ケナフ製の名刺やナプキンが使用されるようになった。

一方、茎に鋭い刺があって加工に手間がかかること、地面の養分を吸い上げる力が強く連作障害があること、強い繁殖力を持つことなどの問題点もあり、セイタカアワダチソウ(背高泡立草)などのように一度野外に定着すると駆除が困難になることを危惧する声もある。また、ケナフ(Kenaf)は草であるため木材に比べ腐敗しやすく、製紙などの原料として長期に保存するには難しいという問題もある。

画像尚、ケナフ(Kenaf)は、成長力が大きく成長する時には、2酸化炭素を吸収することから、ケナフ(Kenaf)を栽培すれば、それだけで、地球温暖化対策につながると誤解して学校園などで栽培をする例もあるが、成長したケナフ(Kenaf)を保存しない限り、いずれ2酸化炭素に戻るので、特に2酸化炭素の吸収効果はないことに特に留意すべきである。

花言葉は開放感である。

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