ヨメナ (嫁 菜)

ヨメナ(嫁菜)の薄い紫色の花びらは、ほかの雑草に覆われていてもよくわかる。

あちらこちらでひっそりと咲く姿を見かけるが、か弱そうに見えて、強い花なのだろうか。

秋に咲く爽やかな花で、すらっとと伸びた花びらがとても綺麗で、自分を主張しない花の美しさが好きだ。

画像ヨメナ(嫁菜)という名前の由来は、昔、ネズミ(鼠)の事を「ヨメ(嫁)」と呼んでおり、この花が畑の周りに群生していることから作物を食べられないように、ネズミ(鼠)に食べさせる草という意味から「ヨメナ(嫁菜)」と付いたという説や、女性が好んで摘んだことから「嫁菜(ヨメナ)」となったという説、また、夜目菜(よめな)ともいわれており、はっきりとはぜず説は様々ある。

きく科ヨメナ属の多年草で、学名は「Kalimeris pseudoyomena」である。属名の「Kalimeris(カリメリス)」はギリシャ語の「kalos(美しい)」と「mero(部分)」が語源で、「花弁の美しさから」にちなみ、種名の「pseudoyomena」は「ヨメナ種に似た」を意味している。

日本が原産で、一般に野菊と呼ばれているものの1ツで、本州中部以西、四国、九州に分布し、この時期、山野のやや湿った場所や水田の畦、小川の辺りなどに自生している。

画像地下茎があり小さな群落を作っている。茎は細く草丈は50~100cm位になり、上の方で枝分かれして、小さな茂みを作る。

葉は節ごとに1枚ずつ方向を異にして互い違いに生えている互生をしており、短い柄があり葉の中央より付け根寄りが最も幅が広い卵形で、粗く低い鋸の歯のようなギザギザが斜め前方を向いて揃っている鋸歯がある。色は深い緑で、艶が余りない。周辺には浅くて大きなギザギザの鋸歯がある。

画像開花時期は8月~10月ごろ、茎の上部が枝分かれして、先に1つずつ花(頭花)をつける。花径は3cmくらいで、茎の頂きの頭花は、内側に黄色の花の形態が管状である管状花、外側の周りには匙形の淡紫色~紫色のひらひらした舌の形に似ている舌状花が沢山ついている。筒状花の数は比較的多く、舌状花には色が白いものもある。

本州の関東地方以北に自生するカントウヨメナヨメナ(関東嫁菜)と、本州の関東以西に広く分布するヨメナヨメナ(嫁菜)と区分している。

画像早春に出てきた若芽、新葉の10センチ程度のものを取ってきて、熱湯で茹でて水にさらして、天婦羅や和え物、おひたし、汁の実などにして食べることができる。葉が、大きくなると筋があって不味くなってしまう。

民間では、開花期の全草を採取して、天日で乾燥して、乾燥したヨメナを解熱、利尿剤として利用するという 。

前述のように若芽を摘んで食べことが出来る。古くは万葉集の時代から使われていたようで、オハギ、あるいはウハギと呼ばれている。ヨメナ(嫁菜)ご飯なども有名であるが、まだ、食べたことはない。名前の由来は嫁菜とも夜目菜とも言われ、はっきりしない。

画像葉を揉んでこれで拭くと手の汚れや臭気が取れるため、セッケングサ(石鹸草)という方言名もある。仲間にはオオバヨメナ(大葉嫁菜)などがある。ヨメナ(嫁菜)に対してシラヤマギク(白山菊)をコナまたはムコナ(婿菜)とも呼んでいる。

雑草に類するものであり、見れば美しいと思うかもしれないが、積極的に育てられるものではない。駆除しようとすると地下茎があるから厄介者である。

花言葉は従順、隠れた美しさである。

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