アキノノゲシ (秋の野芥子)

アキノノゲシ(秋の野芥子)がひっそりと咲いていた。

アキノノゲシ(秋の野芥子)は、ハルノノゲシ(春の野芥子)に似いて、秋に花が咲くことからこの名があるという。

淡いクリーム色の頭花は、柔らかな日差しを受けて一層輝きを増し、秋の寂しげな景色の中で格別な美しさとなっていた。

画像アキノノゲシ(秋の野芥子)の名前は、カラシナ(芥子菜)の古名でケシ(芥子)と呼ぶ。また漢字で「芥子」と書くが、これは漢名で「芥」と呼び、その種子を「芥子」と書いたところから来ている。本種は野に咲くケシ(芥子)と言う意味のノゲシ(野芥子)に似ていて、秋に花を咲かせるところからアキノノゲシ(秋の野芥子)と呼ばれる。別名は馬肥し、肥し草、乳草などとも呼ばれている。

きく科アキノノゲシ属の1年草~2年草で、学名は「Lactuca indica」である。属名の「Lactuca」 は、「葉や茎から乳(lac)を出すことに由来する」にちなみ、種名の「indica」は「インドの」を意味している。

画像東南アジアが原産で、稲作と共に日本へ渡って来た史前帰化植物である。日本全土、朝鮮、中国、台湾、東南アジアに分布し、日当りの良い山野の草地や荒れ地、空き地などに自生しているのがよく見られる。

夏の暑い最中に、タンポポ(蒲公英)の冬越しの葉のように、 少し薄めのbr色で大きく柔らかそうな根生葉が出ているのに気づく。そのころから草丈がドンドン伸びて、秋に開花するころには2m近くになることもある。併し、この根生葉は花が咲くころには普通は枯れてしまっている。

画像茎は真っ直ぐに直立し、滑らかで無毛である。葉は節ごとに一枚ずつ方向を異にして互い違いに生える互生をしており、基の部分を抱き、楕円形よりも細長く高さが「幅より3~4倍くらいある長楕円形で、逆向きに羽状に深く裂けている。茎の下部の葉は羽状に裂けるが、丈夫な葉は細長くてあまり裂けない傾向がある。

また、葉が羽状に切れ込まないタイプを「ホソバアキノノケシ(細葉秋の野芥子)」ということもある。レタスの仲間であり、茎や葉を切ると白い乳液が出る。

画像主な花期は8~11月ごろ。花(頭花)は茎の先の円錐状に沢山ついており、直径は2cmほどである。色は淡い黄色、中央部はやや濃いめの黄色である。きく科の植物だが、中心部分の花は、筒状に合付した花びらを 持っている「筒状花」はなく、いわゆる、舌のように細長い形をした花びら見える「舌状花」だけで、円形に展開して美しい。

花びら(舌状花)のある部分の下にあるタンポポ(蒲公英)、アザミ(薊)などの萼状のもので序全体の付け根にある「総苞」という部分は長さ1cm程度の円柱形である。花が咲くと次第に下の方が膨らんでできる。

総苞には、「総苞片」というサクラ(桜)、ツバキ(椿)などの冬芽を覆っている鱗状の鱗片が瓦状に重なっており、紫褐色の縁取りがある。細長くてヒラヒラと細長いものが反り返っているものが総苞片である。縁は白っぽくなっている。普通は上向きから横向きに開いている。

花が咲いた後は、白い冠毛のある、長さ5mmの黒く扁平の痩果が風に飛んでいき子孫を増やす。

画像ビタミンやミネラルをふんだんに含む、癖のない美味しい野草である。塩茹でしてから水に晒し、和え物、お浸し、油いため、味噌汁の具など、早春や日陰の若芽は、レタスのようにサラダで食べるが、6月ころになると苦味が強くなる。普通の青菜のように調理する。

花言葉は控えめな人、幸せな旅である。

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