オニタビラコ (鬼田平子)

道端にオニタビラコ(鬼田平子)が咲いていた。何で綺麗な花なのに鬼と付けるのだろうか。花の名前に似合わず、花言葉が純愛、想いとは不思議である。

でも、よく見ると、この花の可憐さと可愛らしさに何故か惹かれる。抜き取ってしまうのが、本当に惜しいと思ってしまう。私だけだろうか………。

道端では、今もしっかり根を張って生きている。

画像オニタビラコ(鬼田平子)の花は、本当に嫌われる植物なのだ。畑や路地何かに根を張っているが、その根がとても頑丈で………。抜いても抜いてもまた出てくる。それほど元気な植物である。黄色い花を沢山つけて、やがてタンポポ(蒲公英)のように綿毛になって風に飛ばされ、またそこで頑丈に育ってしまう。ガーデニングをされる方なら良く周知のことだと思う。

名前の由来は、タビラコ(田平子)の葉が無毛であるのに対し短毛が生え、花の1ツ1ツはタビラコ(田平子)より小さいものの固まって沢山つけ、全体像が大きいのでオニタビラコ(鬼田平子)の名が付けられている。

タビラコ(田平子)の名の由来は、葉が放射状に伸び、田に平らに張り付くように這う事から、タビラコ(田平子)となったとされる。 キュウリグサ(胡瓜草)の事をタビラコ(田平子)と呼ぶ地方もあるので、混乱を避ける為、今ではタビラコ(田平子)の事をコオニタビラコ(小鬼田平子)と呼ぶ事が多い。

画像タビラコ(田平子)は、かって七草粥に入れられた春の七草の1ツ、ホトケノザ(仏の座)であるとされており、タビラコ(田平子)のロゼット状の葉を仏の台座に見立てて、古くはホトケノザ(仏の座)と呼ばれたとされているが、本当か嘘かの程は分からない。今でいうホトケノザ(仏の座)はしそ科の全く別の花である。

標準的な開花時期は5月~10月。暖かい地方では年中開花しているようだが、真夏の暑い時期には少し開花を休むらしく、秋になって再び勢いを取り戻してたくさん開花していることもある。

生育環境にもよると思うが、春に出る花茎が太めなのに対して、秋の花茎はやや細めでヒョロリと長い感じである。

画像きく科オニタビラコ属の1年草または越年草で、学名は「Youngia japonica」である。属名の「Youngia」は、アメリカの植物学者「Armstrong Young」博士の名前にちなみ、種名の「japonica」は「日本の」を意味している。

原産地はヨーロッパで日本全国のみならず、世界に広く分布している。道沿いや造成地などの荒れ地、公園や林縁など、様々な立地に自生している。痩せた土地などに生育すると10cmほどの小さくで可愛いが、栄養分の多い場所では株立ちとなって高さが1m近くの花茎になることもある。

根元から生える葉は、少し葉の先が丸くなることが多く、春に茎が生長してやや上部につく葉の先は尖る傾向がある。春の葉も紫褐色がかることがよくあるが、それにも増して冬の根生葉は全体が紫褐色を帯びていることが多い。

画像毛は葉全体に多いが、特にロゼットの中央あたりでは白くて細かい毛が目立っている。軟らかそうで、一見弱そうな印象もあるが、都市部の人工的な塀や石垣の隙間などでもよく生育する逞しさがある。隙間に生える植物の定番である。

きく科だけに、花弁はキク(菊)と同じような形状だが、茎や葉はキク(菊)らしさはない。オ二タビラコ(鬼田平子)は花は菊、葉はタンポポ(蒲公英)に似ている。茎はどちらにも似ていない。

画像初夏の8月~秋の11月にかけて頂部に黄色い花をつけ、1ツの花は小さいものだが、20cm~1m近くまで伸びている花茎の先に沢山群がって咲いているので、最盛期にはそれなりに目につくと思う。

複数の散房花序(主軸が短く、それより長い柄をもった花が間を詰めて生じるもの)が散房状に集まった複散房花序となる。花弁の基部がやはり細い筒となるが、その先は一つの方向に向けて、幅広い平坦な広がりを作る舌状花が10~14枚、中央の花びらの基部が細い筒となり、先端部が5ツに割れて星形になった筒状花も10~14個。1ツの花は直径は7~8mm、総苞片は長さ約5mmで先端がギザギザしている。

その後、実を付ける時期になると総苞片は反り返るようになる。同時に、種子は長さ3mmの冠毛を持っているので、風によって散布されやすくなる。実は痩果(そうか)と呼ばれ長さ約2mm。

オニタビラコ(鬼田平子)には、純愛、想いという花言葉が添えられている。

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