アシタバ (明日葉)

アシタバ(明日葉)の花が咲いていた。

秋の陽差しをスポットライトのように浴びて、小さな白い花を 傘を開いたように咲いている。

春先の黄緑色に輝く時の新芽はいかにも瑞々しい。摘み取ってお浸しか天婦羅にしたら美味しいだろうな。と、こんなことを考えながら撮ってみた。

画像アシタバ(明日葉)の名前は、「今日葉を摘んでも、明日には新しい芽を出す」という驚異的な生命力を持っていることに由来している。別名は「鹹草(あしたぐさ)」や八丈島などの伊豆七島などに多いことから 「八丈草(はちじょうそう)」と呼ばれている。

せり科シシウド属の多年草で、学名は「Angelica keiskei」である。属名の「Angelica(アンジェリカ)」は、ラテン語の「angelus(天使)」が語源にちなみ、Angelica属の植物には強心剤的な効き目のあるものがあり、死者を蘇らせることができることから「天使」の名がつけられた。種名の「keiskei」は「明治初期の植物学者である伊藤圭介博士」の名」を意味している。

画像日本が原産で、房総半島から紀伊半島と伊豆諸島の太平洋岸の海岸に自生している。伊豆諸島や伊豆半島、三浦半島および房総半島のものは、古くから自生しているものであるが、紀伊半島のものは近年紀伊大島に移植さclれた株である。

草丈1m前後の育つ。根を地中に残したまま戸外で冬越しして春に成長を始める根の宿根から1カ所から群がって生える叢生している。葉は大きく赤色の長い柄があり、1から2回、3ツの小さな葉で1ツの葉になっている3出羽状複葉である。

画像厚く深緑色のやや光沢のある小葉は、葉の中央より付け根寄りが最も幅が広い卵円形で通常2~3に裂けている。葉の表の脈上には、短い突起状の毛が密生している。 葉の縁には不規則な鋸の歯のようなギザギザが斜め前方を向いて揃っている鋸歯があり、たいてい冬も緑色をしているが、寒さにやや弱い。根は地上部に比較すると太く、旺盛に伸張する。

5~6月ごろに花の茎を出し、2~3年で10月頃から茎の頂きに、小さな白い花を 傘を開いたような状態の複合散形状に密に咲かせる。

画像伊豆諸島でも島毎に多少形状が異なるとされる。茎の色で伊豆大島産のものを「赤茎」、八丈島産のものを「青茎」と呼んでいる。また、御蔵島産のものは他の島に比べ、茎が太いとされている。

アシタバ(明日葉)によく似たハマウド(浜独活)は、オニウド(鬼独活)ともいい、本州中部以南の海岸で自生しているが、昔から毒があるとして食用にはされていない。

また、中部以北の山中に自生するアマニュウ(甘にゅう)もよく似ている。高さが3mにもなる大型の野草である。アマニュウ(甘にゅう)は若葉をとって食用にすることができる。花は白で、葉はアシタバ(明日葉)より光沢がある。葉茎の汁液はすこし黄色を帯びている。

画像話は変わりアシタバ(明日葉)に関わる逸話。
平安時代の末期(12世紀)、保元の乱で父の源為義とともに兄の源義朝や頼賢と対決し敗れて、弓の名手で鎮西八郎為朝と名乗っていた源為朝は、伊豆大島に島流しとなった。現地で飢饉が起こったときに、この葉が食用になることを島民の皆に教えて救った、といわれている。

アシタバ(明日葉)は葉と茎を食べることができる。味に独特のクセがあるため、天婦羅やバター炒め、お浸し、マヨネーズ和え等、多少クセを殺す調理法がとられる。特に伊豆大島では、アシタバ(明日葉)を椿油で揚げた天婦羅が名物料理になっている。

花言葉は旺盛な活動力である。

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