ナワシログミ (苗代茱萸)

ナワシログミ(苗代茱萸)が良い香りの花をいっぱい に付けている。

キンモクセイ(金木犀)に負けない良い香りである。

画像ナワシログミ(苗代茱萸)の名前の由来は、農事で苗代をつくるころに赤っぽく熟して食べられるので付いた。グミ(茱萸)の語源はグイミで、グイとは棘のこと。棘のある本種の果実を指し、それが略されてグミ(茱萸)となった。 別名はタワラグミ(俵茱萸)やトキワグミ(常盤茱萸)とも呼ばれている。

ぐみ科グミ属の常緑低木で、学名は「Elaeagnus pungens」である。 属名の「Elaeagnus」 は、ギリシャ語の「elaia(オリーブ)とagnos(セイヨウニンジンボク)」が語源で、オリーブに似た実と、セイヨウニンジンボク に似た白い葉を持つことに由来する。種名の「pungens 」は「硬くて尖った」を意味している。

画像本州中南部や四国、九州、中国中南部に分布し、海岸地方に多いが、丘陵帯から山地帯下部にも見られる。また公園木、海岸の砂防用、庭木として植えられ栽培されている。

樹高2~3mで樹皮は灰褐色をしており、茎は立ち上がるが、先端の枝は垂れ下がり、他の木にひっかかってつる植物めいた姿になる。よく枝分かれしており、ところどころに棘がある。

画像葉は単葉で節ごとに1枚ずつ方向を異にして互い違いに生えている互生をしている。葉身は楕円形よりも細長く高さが幅より3~4倍くらいある長楕円形で、長さは5~8cm、幅は2~3.5cmで厚くて硬い。新しい葉の表面には一面に星状毛が生えているため、白っぽい艶消しに見えるが、成熟するとこれが無くなり、濃緑色で光沢がある艶々した深緑になる。

裏面は淡褐灰色で鱗片が密生していて、葉の縁は波状に縮んでおり、裏面は反り返っている。葉先は急尖鋭頭。側脈は6~8対。

画像開花時期は10~11月頃の稲刈りの季節に開花する。花は白く斑点が目立ち咲くが、葉の腋に淡黄褐色の花を数個下向きに咲く。

花びらが4枚のように見えるが、花びらはなく、萼であり、萼筒の先端が4ツに分かれている。雄蕊は4本ある。花は長さ6~7mmで、星状毛にびっしりと覆われ、所々に褐色の星状毛と腺のようなものが見える。

花は良い香りをしており、キンモクセイ(金木犀)に負けない良い香りである。

画像春、苗代を作る4月~5月にかけて、赤く熟した果実が実り食べられ野鳥の好物になる。果実全体が星状毛に覆われていて、星状毛には白色のものと褐色から赤色になるものがある。

果実は果実の子房が萼や花弁より下部に付いており、子房が花托と合着している偽果で、内果皮が堅い核とならないで、果皮全体が多肉となった液果である。長楕円形で長さ約1.5cmくらいである。萼は果実が実っても、果実の先端に残っている。

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