オカトラノオ (岡虎の尾)

散歩の途中によく立寄る公園で撮ったオカトラノオ(岡虎の尾)である。

公園管理の人たちによって保護や管理されているので、寒くなった時期でもまだ花をつけていた。

大抵は色々な雑草に囲まれているので、さほど綺麗と思ったことはないが、、よく管理された公園のオカトラノオ(岡虎の尾)をみて、こんなに綺麗な花だったのだと改めて認識した。

画像オカノトラノオ(岡虎の尾)の名前は、根元のほうから先端に向けて花が咲き上がっていき、この花の穂が「トラノオ(虎の尾)」のようなところから由来する。英名の「Gooseneck」 は「がちょうの首」の意味している。

さくらそう科オカトラノオ属の多年草で、学名は「Lysimachia clethroides」である。属名の「Lysimachia(リシマチア、リシマキア)」は、マケドニアの王「Lysimachion」の名を称えたものにちなみ、種名の「clethroides」は、「リョウブ属に似た」を意味している。


画像原産地は日本や中国、朝鮮半島で、アジアの温帯や亜熱帯に原生する。日本では北海道から四国、九州に広く分布している。山地や低山、森林、林縁、原野、草原など、日当たりのよい場所に生えており、散歩する道にも野生化しているのを見ることもある。

画像草丈は60~100cm。茎は地中を這う長い地下茎から真っ直ぐに直立し、疎らに毛が生えている。茎と葉柄の付け根が赤味を帯びている。葉は節ごとに1枚ずつ方向を異にして互い違いに生える互生し、短い柄があり、先端が尖った卵状をした長さが幅より長く、葉のほぼ中央が最も幅が広い楕円形から細長く両端が尖り、中央より下が 1番幅が広い広披針形である。長さは6~13cm、幅は2~6cmくらい。縁には鋸の歯のようなギザギザが斜め前方を向いて揃っている鋸歯はなく滑らかである。


画像開花時期は6月~7月。茎の先の20~30cmの総状花序を出して、白い小さな花を沢山つける。前述のように名前は、花序の様子を虎の尻尾に見立ててつけられたもの。緩やかに垂れ下がって先端の方が少し上に立ち上がる独特で、とても優美な曲線を描いている。花はその花序の下のほうから咲き進む。

花(花冠)の直径は0.8~1cmくらい。深く5ツに裂けているので、花びらが5枚あるように見える。花序全体の姿も美しいが、1ツ1ツの花をじっくり見ても、よく整っていて綺麗なものである。その1ツ1ツの花をよく見ると、5ツの花冠の裂片には、それぞれ雄蕊が1本ずつ向き合うようについている。

画像これはさくらそう科の植物の特徴の1ツで、ほかの科の植物だと雄蕊が花冠裂片と互い違いに互生していることが多い。オカトラノオ(岡虎の尾)は、雄蕊が花冠裂片と対生している様子を観察しやすいと思う。

よく似た仲間の「ノジトラノオ(野地虎の尾)」はの茎には褐色の毛が多く葉が細身である。ちなみに、ノジトラノオ(野地虎の尾)は、環境省の絶滅のおそれのある野生生物の種をとりまとめた「レッドデータブック」に掲載されている。また、湿地に生える「ヌマトラノオ(沼虎の尾)」は花序が直立している。

花言葉は忠実、堅固、貞操である。

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