オ ギ ( 荻 )

自然生態園を流れる小川の辺りに生えているオギ(荻)の穂が、逆光で「キラキラ」とても美しく輝いていた。

余りのも眩しいので俯き加減に歩いていると、後方からカワラヒワ(河原鶸)の鳴き声がしてきた。振り返ると先ほどのオギ(荻)の穂に止まって穂をついばんでいた。

順光の位置まで来ていたので、素早くカメラのレンズ交換をしていたら、そのうちに居なくなってしまったので、変わりに撮ってみた。

画像オギ(荻)の名前の由来は、風になびく姿が霊魂を招き寄せるように見えることから、「おぐ(招)」が「おぎ(荻)」に転訛したものといわれる。漢字の「オギ(荻)」は漢名からきている。

いね科ススキ属の植物である。学名は「Miscanthus sacchariflorus」であるが、属名の「Miscanthus(ミスカンサス)」は、ギリシャ語の「mischos(小花の柄)」と「anthos(花)」が語源にちなみ、種名の「sacchariflorus」は「サトウキビ属の花の」を意味している。

画像日本の全土から中国大陸まで広く分布している。水の中では生えず、沼や水の流れの悪い溝、湿った池の堤防、 荒れ地、公園、河川敷など多くの場所で、群生しているのを見かけることができる。

一見、ススキ(薄)のようにも見えるが1ツ1ツの種子につく毛の数が多いので、全体としてススキ(薄)より穂が白く毛深く見える。また、開花時期の9月~10月ころに、地下茎が地面に露出するので区別がつきやすい。

画像地下茎は長く地中を這い、フシ(節)から茎(稈)を1本つける。草丈は1~2.5m前後もある。葉は幅が1~3cmの線のような形をしており、長さは40~80cm。

花が咲くころになると、下の部分の葉は抜け落ちて、葉のついていたフシ(節)がよく見える。

画像開花時期は9月~10月ごろ、茎の頂きの長さ25~40cmの大きなアブラナ(油菜)のような花軸に多くの花がつき、花柄が、下の花ほど長く、上の花にいくにしたがって短くなって、各花が平らになって並んで咲く花のつく散房花序をつける。

小穂は長い柄のものと短い柄のものがセットになって基の部分の毛は長く、軟らかで銀色を帯びる。穀物のような先端の細かい毛の芒はないのが普通である。ススキ(薄)と姿がよく似ているが、株にならないことと、茎の基の部分にフシ(節)があること、穂の毛が長く軟らかいので、ススキ(薄)よりもしっとりとしてシルクのように見えること、芒がないことなどが区別点となる。

画像ススキ(薄)にそっくりで、純白であり、花が大きいことで区別できる、と図鑑などには書いてあるが、 なかなか区別できまない(名前の看板がないとわからない。ちなみに、これらの写真は、いずれも名前看板があったので間違いはないと思う)

ちなみに「オギ(荻)」と「ハギ(萩)」は漢字は似てますが全く別物である。

オギ(荻)を詠んだ万葉集の歌
「神風の 伊勢の浜荻 折り伏せて 旅寝やすらむ 荒き浜辺に」 万葉集 碁檀越(ごのだんをち)
「葦邊なる 荻の葉さやぎ 秋風の 咲き來るなへに 雁鳴き渡る」 万葉集
「妹なろが 使ふ川津の ささら荻 あしと人言 語りよらしも」 万葉集 詠み人知らず

花言葉は片恨みである。

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画像



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